ウェブサイトを立ち上げて、保護犬や保護猫の飼い主探しを行っているアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)。動物愛護活動に関してインタビューを受けたが、人懐こい大きな犬が隣にいたせいで、動物大好きなダビドビッチ フォキナはインタビューにまったく身が入らなかった。米テニスメディアBaselineが報じている。
先週「ATP500 ハンブルク」に出場したダビドビッチ フォキナはそこでインタビューを受けたのだが、この大会にはサー・ウィンストンという名前の大きなモフモフの公式犬がおり、インタビューの間ダビドビッチ フォキナの横にいて、おやつをもらいたがったり、構って欲しそうにしていた。
ダビドビッチ フォキナはサー・ウィンストンのあまりの可愛さに「集中できないよ」と笑いながら言った。23歳のダビドビッチ フォキナは、今シーズン好調だ。4月の「ATP1000 モンテカルロ」で自身初の決勝進出を果たし、世界ランキングはキャリアハイの27位まで上昇。ハンブルク大会ではベスト8進出を果たした。
保護動物の飼い主を見つける活動については、現在スペイン国内だけで行っているが、さらに範囲を広げていきたいという夢もある。
「まだ始めたばかりだけどとてもうまくいっている。飼い主を必要としている動物たちはとてもたくさんいて、僕らは既に何人もの飼い主のところへ送り出した。母に言ったんだ、大きな家を買って、スペイン中の家のない犬たちを助けよう!って」
サー・ウィンストンは仰向けに転がってダビドビッチ フォキナにお腹を見せたり、差し出されたマイクを齧ろうとしていた。こんなに犬になつかれる彼が大きな家いっぱいの犬を飼ったら、テニスをする時間などなくなってしまうのではないだろうか。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ATP1000 ローマ」でのダビドビッチ フォキナ
(Photo by Julian Finney/ATP Tour/ATP Tour via Getty Images)