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20歳ムゼッティがアルカラスを破りツアー初優勝![ATP500 ハンブルク]

「ATP500 ハンブルク」で優勝したムゼッティ

若手スター候補の一人である20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が、「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月18日~7月24日/クレーコート)でツアー初優勝を飾った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトほか複数のメディアが伝えている。

ノーシードとして同大会に臨んだムゼッティは、世界ランキング30位で23歳のフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、世界35位で23歳のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)といった若手のライバルたちを下し、ツアーで初めて決勝に進出。最後は第1シードで19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)を6-4、6-7(6)、6-4で破り、タイトルを手にした。アルカラスに対して第2セットで5つのマッチポイントを決められずにフルセットに持ち込まれたムゼッティは、以下のように決勝を振り返った。

「最後までジェットコースターのような試合だった。僕は何度もマッチポイントを迎えたけど、カルロスがよくしのいだね。それでも勝てたのは、冷静さを失わず、辛抱強くいられたからだと思う。簡単なことじゃないけどね。カルロスはマッチポイントでとにかく粘り強かったから、そこから盛り返すのは大変だったよ」

「もちろん動揺していた。でもそれを相手には見せないようにしたんだ。マッチポイントを決められなくてもなんとか自分を許そうとしたよ。それが一番重要だった。このジェットコースターのような試合で僕が勝てるとは思っていなかったから、優勝できてとても幸せだよ」

ムゼッティとアルカラスはそろって昨年の「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」に出場しているが、過去の対戦は2020年にイタリアで行われたチャレンジャー大会での一度のみで、ツアーで顔を合わせたのは今回が初めてだった。華麗なプレースタイルや片手バックハンドがロジャー・フェデラー(スイス)を彷彿とさせるとも言われるムゼッティは、決勝でその才能を発揮。ベースラインから攻撃的な姿勢を保ち、ネットプレーや多種多様なショットを織り交ぜて、シーズン5度目の優勝を目指すアルカラスにペースを握らせなかった。イタリア人でハンブルク大会を制したのは、元世界12位のPaolo Bertolucci、元世界9位のファビオ・フォニーニに次いで3人目となる。

今季14戦全勝だったATP500大会で初の黒星を喫したアルカラスは、同年代のムゼッティを称えた。「今日は彼が勝利にふさわしかった。僕よりもいいプレーをしていたからね。彼はずっと攻撃的だった。僕はベストのパフォーマンスは見せられなかったけど、最後まで戦い抜いたことには満足しているよ。ロレンツォと僕は16歳以下のジュニア大会やチャレンジャー大会で厳しい時期を一緒に経験してきた。そんな僕たちがATP500大会の決勝で対戦できるなんて感慨深いね」

このアルカラスの発言にムゼッティが反応。「2年前、トリエステで行われたチャレンジャー大会の準決勝で対戦した時のことを覚えてるよ。あの時はまだ二人とも子どもだった。今もまだそろって若輩者だけど、それでも前よりはいい選手になれたと思う。これからも君と何度も対戦していきたい」

(WOWOWテニスワールド編集部)

写真は「ATP500 ハンブルク」で優勝したムゼッティ
(Photo by Daniel Bockwoldt/picture alliance via Getty Images)

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