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ジョコビッチが初のグランドスラム決勝進出者と戦った時の戦績とは?

「全仏オープン」でのジョコビッチ

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、今年の「ウィンブルドン」決勝でニック・キリオス(オーストラリア)を4セットで下し、7度目の同大会制覇、そして4連覇を成し遂げた。ジョコビッチにとってグランドスラムの決勝に初めて進出した選手と顔を合わせるのは、これが4度目であった。では過去3度、グランドスラム初優勝を目指す選手との試合ではどのような結果になったのだろうか。スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

1:2021年「ウィンブルドン」 マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に6-7(4)、 6-4、6-4、6-3で勝利

ジョコビッチは昨年の「ウィンブルドン」でも、グランドスラムの決勝に初めて進出した選手と対戦をしていた。ジョコビッチにとってグランドスラムで30回目、「ウィンブルドン」では7回目となった決勝だったが、思わしくない立ち上がりとなった。ジョコビッチは早々に奪ったブレークを無駄にしてしまい、タイブレークでベレッティーニに第1セットを奪われた。

しかしそこから主導権を握ったのはジョコビッチで、これ以降決して手を緩めることはなかった。ジョコビッチは第2セットを6-4で手にして試合を振り出しに戻し、さらに第3セットも同じスコアで奪って、6度目の「ウィンブルドン」優勝まであと1セットとした。ベレッティーニは第4セットの初めにいくらか抵抗を見せ、ジョコビッチのサービスゲームで30-0の優位を築いた。だが、ベレッティーニはこの好機を生かすことができずジョコビッチが次のゲームをブレークしてそのまま優勝へと突き進んだ。

これはジョコビッチにとって20度目のグランドスラム優勝となり、ジョコビッチとロジャー・フェデラー(スイス)、そしてラファエル・ナダル(スペイン)のビッグ3が、並んでグランドスラムの史上最多優勝回数の記録を保持するという前代未聞の状況が生まれたのだ。さらにこの優勝によって、ジョコビッチは1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以降で初めて同じ年に「全豪オープン」、「全仏オープン」、そして「ウィンブルドン」のタイトルを獲得した選手となった。

2:2021年「全仏オープン」 ステファノス・チチパス(ギリシャ)に6-7(6)、2-6、6-3、6-2、6-4で勝利

準決勝でクレーの王ナダルから逆転勝利を収め、「全仏オープン」でナダルを2度破った初めての選手となったジョコビッチ。しかし、チチパスとの決勝の序盤では、この勝利が犠牲を強いていたようだ。

ジョコビッチは接戦の末第1セットを落とすと、そこからチチパスが試合を支配。ジョコビッチ相手にわずか2ゲームしか与えず第2セットを手にして2セット差を築いた。こうしてジョコビッチは未知の領域に足を踏み入れた。ジョコビッチはこの時まで、グランドスラムの決勝で2セットダウンの劣勢から逆転勝利を果たしたことはなかったのだ。

ここからジョコビッチの有名な「決してあきらめない」気質が前面に出てきた。落ち着きを保ったジョコビッチは第3セットの序盤でブレークに成功し、劣勢にありながらも差を縮めた。チチパスは第4セットの初めにサービスゲームを落とし、ジョコビッチがそれに乗じてもう一度ブレークに成功して、試合を第5セットに持ち込んだ。

観衆の声援を受けたチチパスは最終セットの立ち上がりでサービスゲームをキープしたが、次のゲームですぐにサービスゲームを落としてしまった。ジョコビッチは自分のサービスゲームで慈悲を見せる気配はまるでなかった。チチパスは最初のマッチポイントをしのいだものの、それは避けがたい結果を遅らせたに過ぎず、ジョコビッチがこのセットを6-4で手にして歴史を作った。

この2度目の「全仏オープン」制覇により、ジョコビッチはオープン化以降で初めて2度のキャリア・グランドスラムを達成した選手となった。これはつまり、それぞれのグランドスラムで2回以上優勝したということだ。

3:2008年「全豪オープン」 ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に4-6、6-4、6-3、7-6(2)で勝利

ジョコビッチは準決勝で、前回大会覇者のフェデラーをストレートで破り、自身2度目のグランドスラム決勝進出を果たした。前年の「全米オープン」で初めてグランドスラム決勝に進出したもののフェデラーに敗れていたジョコビッチは、ここでリベンジをきっちりと果たし、グランドスラム初タイトルを虎視眈々と狙っていた。

しかし立ち上がりが良かったのはツォンガの方で第1セットを先取し、フランス人選手として20年以上ぶりとなるグランドスラムの男子シングルスのタイトルを獲得に迫っていた。

当時21歳であったジョコビッチはここからギアを上げ、続く第2セット、第3セットで合計7ゲームしか与えず、主導権を握った。接戦となり長丁場となった第4セットのタイブレークで、ジョコビッチは5-1と優位に立って差を広げた。これが決定打となり、この3ポイント後にジョコビッチはセルビア人男子選手として史上初めてグランドスラムタイトルを獲得し、歴史を作った。

ジョコビッチは現在、グランドスラム優勝回数を21に更新し歴代単独2位に。一方のツォンガは、再びグランドスラムの決勝に到達することはなく、今年の「全仏オープン」で現役を引退した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Ibrahim Ezzat/NurPhoto via Getty Images)

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