ニュース News

最後は相手選手と揉めるも、フォニーニがイタリア人初の400勝達成

「全仏オープン」でのフォニーニ

「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月18日~7月24日/クレーコート)の1回戦を突破した世界ランキング61位のファビオ・フォニーニが、試合直後に相手選手と衝突しつつも、イタリア人選手として初めてツアー通算400勝を達成した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

フォニーニは1回戦で世界285位のアルヤズ・ベデネ(スロべニア)を6-3、3-6、7-6(5)で下して400勝目を挙げた。ところがネットの前で握手を交わした直後、納得できない様子のベデネが何か話したことをきっかけに二人は揉め始める。主審が仲裁に入るも、二人のやり取りは続き、コートへと歩いて行ったフォニーニがクレーコートに残されたいくつかのボールの跡をベデネに示している姿が見られた。オンコートカメラは二人の声をほとんど拾うことはできなかったようだが、ベデネがフォニーニに対して「対戦する度に君はいつもこういうことをする」と言っていたという。彼らは今回も含めて11回対戦しており、そのうちの10回でフォニーニが勝利している。

後味の悪い試合になったものの、フォニーニが偉業を達成したことには変わらず、現役選手として14人目の400勝到達選手となった。オープン化以降、イタリア人として初めてのことだ。「今35歳の僕にとっては大きな節目と言える。すごく嬉しいよ」とフォニーニはコメントしている。

大一番に強いフォニーニは、22回のグランドスラム優勝を誇るラファエル・ナダルを4度破ったことがある。そのうちの1回は2019年の「ATP1000 モンテカルロ」の準決勝で、フォニーニはその勢いのまま優勝。フォニーニはイタリア人初のマスターズ1000大会のチャンピオンに輝き、直後には男子選手として最年長となる32歳で初めてのトップ10入りを果たしている。

フォニーニはまた、2017年の「ATP1000 ローマ」で当時世界1位だったアンディ・マレー(イギリス)を2回戦で退けてもいる。さらにダブルスにも力を入れていた2015年にはシモーネ・ボレッリ(イタリア)と組んで「全豪オープン」制覇。その後ボレッリと3つのマスターズ1000大会で準優勝し、同年のシーズン最終戦にも出場している。

そんなフォニーニは「キャリアの終わりに近づいている」とこぼしているが、「今の最大の目標は、以前のように痛みなく走り、最後まで戦い、楽しむこと」だという。イタリアの男子テニス界を長らく牽引してきたフォニーニの後は、昨年の「ウィンブルドン」で準優勝した26歳のマッテオ・ベレッティーニ、20歳にしてすでにトップ10入りを果たしているヤニク・シナー、世界60位の27歳ロレンツォ・ソネゴ、世界62位の20歳ロレンツォ・ムゼッティらが盛り立ててくれることだろう。

フォニーニは2回戦で第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのフォニーニ
(Photo by Ibrahim Ezzat/NurPhoto via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 最後は相手選手と揉めるも、フォニーニがイタリア人初の400勝達成