昨年10月のインディアンウェルズ大会を最後にツアーから離脱している錦織圭(日本/ユニクロ)が、「ATP250 ウィンストンセーラム」(アメリカ・ウィンストンセーラム/8月21日~8月27日/ハードコート)に出場することがわかった。大会公式ウェブサイトが報じている。
錦織は現在、今年の1月に受けた腰の手術からのリハビリに励んでいる。長期離脱により世界ランキングが158位まで下がっている錦織だが、この度、ウィンストンセーラム大会にワイルドカード(主催者推薦枠)として出場することが判明した。以前出場予定と発表されていた「ATP250 アトランタ」(アメリカ・アトランタ/7月25日~7月31日/ハードコート)と「ATP500 ワシントンDC」(アメリカ・ワシントンDC/8月1日~8月7日/ハードコート)の2大会に関しては現時点ではリスト外となっており出場が不明瞭だ。そのため、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)開幕直前に開催されるこのウィンストンセーラム大会が復帰戦となる可能性もある。
錦織がウィンストンセーラム大会に出場するのは2011年以来2度目。世界48位だった11年前は予選から出場すると、世界46位だったパブロ・アンドゥハル(スペイン)らを破って本戦の3回戦まで勝ち進んだ。
大会ディレクターは「ケイはいつでも魅力的な選手だ。彼は前回出場した2011年大会で3回戦まで勝ち進んだ。彼の参加はファンにとって嬉しいニュースだろう」と述べている。
ほかには、世界34位のトミー・ポール(アメリカ)、世界29位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)の出場がすでに決まっている。今大会の出場者リストは7月25日に発表される予定だ。また、錦織以外のワイルドカード出場者は8月の初めに決まるという。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「全仏オープン」での錦織
(Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images)