大坂なおみ(日本/フリー)が「WTA500 サンノゼ」(アメリカ・サンノゼ/8月1日~8月7日/ハードコート)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場することがわかった。WTA(女子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。
アキレス腱の怪我で「ウィンブルドン」を欠場した大坂は、5月下旬の「全仏オープン」以降、試合に出場していない。その後はメディア会社を設立したり、リーバイスとの2度目のコラボレーションを発表する一方でリハビリも進めており、7月上旬に屋外でのランニングを開始。この時、大坂は自分がランニングしたりフットワークを鍛える姿のほか、「素晴らしいアニメ作品には懸命に修行する場面が欠かせない」として、修行に励む日本のアニメの画像も投稿していた。
そんな大坂が、来月1日に開幕するサンノゼ大会に出場することが明らかに。大会公式Twitterが彼女の出場を伝えている。大坂は来月8日から始まる「WTA1000 トロント」(カナダ・トロント/8月8日~8月14日/ハードコート)にエントリーしていることが先日発表されていたが、もう少し早く公式戦に復帰するようだ。
1971年に元世界女王のビリー・ジーン・キング(アメリカ)らによって誕生したこの大会は、女子だけのテニス大会としては最古のものとなる。大坂にとっても思い出深いトーナメントで、2014年に当時16歳で世界406位だった大坂は、スタンフォードで開催されていた同大会に予選から出場、勝ち進んでツアー本戦デビューを飾ると、世界19位だったサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を下してツアー初勝利も手にしていた。その後、2017年まで出場していたが、開催地がサンノゼへ移ってから参加するのはこれが初めてとなる。
同大会には「ウィンブルドン」チャンピオンのエレナ・リバキナ(カザフスタン)、世界ランキング3位のマリア・サカーリ(ギリシャ)、世界5位のオンス・ジャバー(チュニジア)、世界11位のココ・ガウフ(アメリカ)らも出場する。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」での大坂
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)