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ウィンブルドンで無料のカップに誤ってデポジットを返金!?

「ウィンブルドン」のプラスチックのカップ

今年の「ウィンブルドン」では、スタッフが解雇されたり、喧嘩が原因で職員が拘置所に連れて行かれたりといった報道がすでにあったが、また別の失態が起こっていた。英EXPRESS紙が報じている。

「ウィンブルドン」はエコフレンドリー運動の一環で、飲み物を買う際にプラスチックのカップの預かり金として1ポンド(約164円)を徴収。観客は一日の終わりにカップを返却することで、その1ポンドを返金してもらうことができる。また会場にいる間は飲み物を飲み干すごとに新しいカップに交換してもらうことも可能であった。

関係者や招待客らは預かり金を支払わなくて良いため、デポジットの対象でないカップも存在した。これに関してはスタッフが見分けられるように色分けされていたという。しかし、会場内のバーやカフェで働く人の中には、この色分けシステムを理解していない者も多くいた。そうしたスタッフらが、返金を受けようとして何十個ものカップを集めた客らに払う必要のないお金を渡してしまいそうになった事態が発生したのだ。

ある事例では、4人の少年がデポジットの対象でない色のカップを38個集め、38ポンド(約6,236円)を不正に受け取ろうとした。そして会計の担当をしていたスタッフが返金を受け付けてしまったのだ。幸い別のスタッフが気付いてお金を渡すまでには至らなかったものの、決済を取り消す処理の間、スタッフは少年たちがお金を受け取ることを防ぐため、カードの機械の上に手を置いておかなければならなかった。この間、少年たちはスタッフたちの手の上からカードをタップしてデポジットを受け取ろうとしていたという。

他にも、空いたテーブルから20個ほどのデポジット対象外のカップを集めて持ってきた人々もいたようだが、やり方をわかっているスタッフがその場にいて決済を止めるのが間に合わなかった場合は、渡す必要のないデポジット金を渡してしまった場合もあったようだ。

一方、選手らとそのチームは、クラブから毎日支給される90ポンド(約1万4,700円)の経費を乱用しないようにと注意されていた。これは、必要もないのに上限ぎりぎりまで使い切ろうとしたコーチが見つかったことを受けての措置だ。さらに、警備員らが喧嘩に巻き込まれたときに警察が呼ばれ、3人の男性が拘留された。声明によると、警察の説明はこうだ。

「7月1日金曜日の午後2時、“ウィンブルドン”大会会場にいた警察官らは、会場内で言い争いが起きているとの通報を受けた。警察官らが現場へ行き、会場で働いている3人の男性が喧嘩の疑いで逮捕された。怪我の報告はなかった。男性らは拘留された後、7月下旬までの間保釈された」

「ウィンブルドン」はまた、現場スタッフを解雇したことでも批判されていた。報道によると、クラブ側は大会のために必要な人数を過剰に見積もっており、接客や清掃の人員削減を行ったという。クラブは声明でこう述べている。

「我々は大会を実現することに貢献する全てのスタッフを重んじています。この世界水準のイベントを開催する上で、彼らは極めて重要です。我々は、雇用の諸条件について合意するために、各主要業者と毎年会っており、この諸条件は被雇用者となる可能性のある全員に共有されます。我々のスタッフの多くが毎年“ウィンブルドン”で働くために戻って来てくれて、素晴らしいイベントを催すのに貢献してくれていることを嬉しく思っています」

※為替レートは2022年7月14日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」のプラスチックのカップ
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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