ニュース News

フェデラー、引退したらテニスは必要ない

「ウィンブルドン」センターコート100周年セレモニーでのフェデラー

膝の怪我により一年以上ツアーを離れているロジャー・フェデラー(スイス)が、テニスのない生活について語った。英スポーツメディア EUROSPORTが報じている。

昨年の「ウィンブルドン」の準々決勝を最後にツアーから離脱しているフェデラーは現在、3回目となる膝の手術からのリハビリに励んでおり、「レーバー・カップ」(イギリス・ロンドン/9月23日~9月25日/室内ハードコート)での復帰を目指している。今年の「ウィンブルドン」にはキャリアで初めて出場できなかったフェデラーだが、センターコートの100周年を記念したセレモニーに姿を現し、「もう一度戻ってこられることを祈っています」と述べていた。

グランドスラムタイトルを20個獲得しているフェデラーだが、ここ1年にわたって試合に出場していないため、7月11日に更新された世界ランキングではプロになって初めて圏外に。現在40歳のフェデラーがオランダの新聞社とのインタビューで今の生活や今後について語っている。

「僕は勝つのが好きだけど、競争力がないのであればやめた方がいいと思っている。そうなった時、僕にはもうテニスは必要ないと思うんだ。息子が何か正しいことをした時や娘がいい成績を取ってきた時とか、そういう小さなことでも僕は喜びを感じることができる。テニスは僕のアイデンティティの一部であって、すべてではないんだ。僕は成功したいし、成功し続けたい。ビジネスにも多くのエネルギーを注ぎたいと思っていて、たまに必要以上にのめり込んでしまう。プロのキャリアが永遠に続くわけではないことはわかっているし、それでいいと思うんだ」

1999年のデビュー以来、初めて「ウィンブルドン」を欠場したことについてフェデラーは「今年は出場せずにテレビで見ているというのが、僕にとってはすごく変な感じだった」とコメント。「長い間移動ばかりの生活を送ってきたから、新型コロナウイルスの影響で既に経験していることだけど、もう少し平穏な日々を過ごしたり一つの場所にいることが多くなったことも悪くないね。訪れる場所を厳選して、お返しをする機会が得られた。これまではたくさんの友人が会いに来てくれていたけど、今回は僕の方から会いに行くことができたんだ」

「テニスのための移動は、特に子どもたちのことも考えて組まないといけないから、過密スケジュールになることもある。渡航したいと思う気持ちもあるけど、今はそういうことから解放されて、子どもたちにとってもいいんじゃないかな。僕たちは世界中に友達がいて、毎年それぞれの大会に合わせて会ってきた。だから、ここ数年はニューヨークやメルボルンにいる友人とは会えていないんだ」

「それでも、家にいて満足だと心の底から言えるよ。3週間後の火曜日の午前中に予約を入れる、なんてことができるようになったのは大きな利点だね。そして、忙しいスケジュールに振り回されることなく、予約を実行できるんだ。世界中を旅することができなくて寂しいと思う時もあるし、もちろん大会にも出たい。だけど、家で普通の生活を送るのも良いと思っている」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」センターコート100周年セレモニーでのフェデラー
(Photo by Shi Tang/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. フェデラー、引退したらテニスは必要ない