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アルカラスのウィンブルドン「ブレークスルー賞」にファンから不満の声

「全仏オープン」でのアルカラス

テニス界の新星カルロス・アルカラス(スペイン)の「ウィンブルドン」での活躍は期待されたほどではなかったが、彼は2022年「ブレークスルー・インスピレーション賞」の受賞者となり、テニスファンからは様々な声が上がっている。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じた。

19歳のアルカラスはセンターコートで行われた「ウィンブルドン」の4回戦で、20歳のヤニク・シナー(イタリア)に1-6、4-6、7-6(8)、3-6で敗退。シナーは準々決勝に進出し、そこで後に優勝した元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)から最初の2セットを奪いながら逆転されて敗れた。

「ウィンブルドン」で目覚ましい躍進を遂げた選手に贈られるこの賞は、2019年には世界ランキング313位、15歳で予選を勝ち上がってグランドスラム本戦初出場、1回戦で元世界女王ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して4回戦に進出したココ・ガウフ(アメリカ)が受賞。昨年は世界338位、18歳でワイルドカード(主催者推薦枠)によりグランドスラム本戦に初出場し、やはり4回戦まで勝ち進んだエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に贈られている。

今年の同賞にはアルカラスの他にタチアナ・マリア(ドイツ)、シナー、アルモニー・タン(フランス)らが候補となっていた。そして受賞者は、ファン投票によってアルカラスに決定。だがSNSの反応を見ると、マリアやシナーの方がこの賞にふさわしかったのではないかと考えるファンも多いようだ。

ファンたちの反応は以下のようだった。「マリアかシナーであるべきだった。アルカラスは素晴らしい選手だけど、この結果は馬鹿げているし、予想できたものでもあった。アルカラスやラドゥカヌはものすごく騒がれている選手だから」「これではただの人気投票」「“ブレークスルー”だから若い選手がいいのかもしれないけれど、マリアは準決勝まで行ったのに」

「第5シードの選手が4回戦で敗退して、“ブレークスルー”とか“インスピレーション”とか言えるのか?世界103位のマリアは15ヶ月前に第二子を出産して、第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)や元世界5位のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を倒してベスト4に進出している」

「絶対にマリア。2人の子供を出産してツアーに復帰し、グランドスラムで最高のプレーを見せるのは、選手たちにとってだけでなく、もっと若い世代にも“自分を信じること”のインスピレーションになる。最高の時を迎える年齢は人によって違う、マリアは今が最高だと思う」

もちろん19歳にしてグランドスラムで第5シードとなり、4回戦に進出したアルカラスは十分に素晴らしい。だが今年すでにマドリードとマイアミの2つのマスターズ1000大会を含む4大会で優勝し、昨年の「全米オープン」と今年の「全仏オープン」でベスト8に進出したアルカラスにとって、「ウィンブルドン」での4回戦進出が「ブレークスルー」賞にふさわしいかというのは大きな疑問が残るところだ。

とはいえ大きな注目を集め続けているアルカラスやラドゥカヌ、「ウィブルドン」で素晴らしい結果を残したマリアやシナー、タンにも、さらなる活躍を続けて欲しい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのアルカラス
(Photo by Shi Tang/Getty Images)

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