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国枝、生涯ゴールデンスラム達成の陰にフェデラーからのアドバイス

2021年「東京パラリンピック」での国枝

すでに車いすテニス界のレジェンドである38歳の国枝慎吾(日本/ユニクロ)がまだ達成していない偉業があるとは信じがたいことであったが、国枝はそれをもう一人のレジェンドからのアドバイスを受けて成し遂げた。ITF(国際テニス連盟)公式ウェブサイトなど複数メディアが報じている。

7月10日日曜日に、「ウィンブルドン」車いすテニス男子シングルス決勝で、第1シードの国枝が第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)と激突。その試合は3時間20分、両選手ともにブレーク13回、4-6、7-5、7-6[10-5]というまさに死闘だった。ヒュウェットは4度サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップのチャンスを迎えたが、国枝はそれをすべて阻止した。

この勝利によって、国枝は車いすテニス男子シングルスで初めて生涯グランドスラム及び生涯ゴールデンスラムを達成した選手となった。それは奇しくも国枝のシングルス・ダブルス合わせて50個目のグランドスラムタイトルであった。

国枝は決勝の後でこう語った。「これはとても特別な瞬間、“東京パラリンピック”以降では最高に特別な瞬間です。東京は僕のキャリア最大のハイライトでしたが、それとほとんど同じくらい大きなものです。本当にこのタイトルが欲しかった。僕はもう38歳で、今日はこれが最後のチャンスかもしれないと思っていたので、本当に嬉しいです。これまで獲得した中で最高のグランドスラムタイトルです。一番難しかった、グラスコートなので」

「クレーコートでは良い結果を残してきましたが、グラスコートではこれまで良いプレーができませんでした。でも今回はグラスコートでのプレーの仕方がわかりました、だからグラスコートでも良いプレーができるようになったようです」

「メンタルの強さは僕の最大の武器です。きつい状況になっても絶対にあきらめず、“僕にはできる”と自分自身に言い続けました。それが唯一の方法です。そういうふうに考えなければならないとわかっていました」

そして国枝はグラスコートのエキスパートからアドバイスをもらったことを明かした。「ウィンブルドン」で男子シングルス最多の8度の優勝を遂げている元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)だ。

「僕は去年ここで、初戦でゴードン・リード(イギリス)に敗れました。その後、ユニクロのイベントがあり、そこでロジャーに尋ねたのです。グラスコートではどういうプレーをすればいいのか、そしてグラスコートでリードされた時、どういうふうに考えればいいのかと。ロジャーはこう答えました。すべてのポイントで攻めなければならない。そして失敗しても、後悔するな。後悔しないことがカギなんだと。今日、僕は失敗した時、“それでいいんだ”と自分に言いました。そしてすぐに次のポイントに気持ちを切り替え、攻めました。それがカギでした」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「東京パラリンピック」での国枝
(Photo by Carmen Mandato/Getty Images)

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