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リバキナがジャバー破り初優勝「すごく緊張していた」[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」優勝トロフィーにキスをするリバキナ

現地7月9日に行われた「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会13日目、女子シングルスの決勝で新女王が誕生した。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが伝えている。

これまでグランドスラムではベスト8が最高成績だった二人、第3シードの27歳オンス・ジャバー(チュニジア)と第17シードの23歳エレナ・リバキナ(カザフスタン)が決勝で対戦。両者はそれぞれチュニジア、カザフスタンの選手として初のグランドスラム決勝という栄誉も背負っていた。

序盤はジャバーがスライスを多用してラリーに持ち込むという作戦が奏功し、相手にチャンスを与えることなく第1セットを取る。しかし第1セット終盤から持ち直してきたリバキナが第2セット第1ゲームをブレーク。得意のサービスエースも決まるようになり、ジャバーが得た4つのブレークポイントをしのいで第2セットを奪う。リバキナは最終セットでも第1ゲームでブレークすることに成功。リバキナのフォアハンドのクロスが最初はアウトと判定されたが、チャレンジの結果、判定が覆って0-30となったことが大きかった。一方のジャバーは次第にプレーが荒くなり、第6ゲームで手にした0-40というビッグチャンスをモノにすることができない。結局、リバキナが3-6、6-2、6-2の逆転勝利でグランドスラム初優勝を飾った。

23歳のリバキナは、2011年大会にて21歳で優勝したペトラ・クビトバ(チェコ)以来となる若いチャンピオン。現役選手としては、19歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、21歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)、22歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)に次いで4番目に若いグランドスラム女王だ。

ジャバーと対照的に、試合中はほとんど感情を表に出さなかったリバキナ。クールに見えたものの、実は非常に緊張していたと試合後に明かしている。

「すごく緊張していたの。昨日はいい練習ができた。だけど夜には緊張が襲ってきて、朝もそれが変わらなかった。とにかく自分に、これはすでに経験したことのある試合の一つに過ぎないんだって言い聞かせたわ。これまで何度か決勝で緊張して敗れていたから、それが助けになったのかもしれない」

「オンスがいいプレーをしていたから、彼女のテニスに順応するのに時間がかかったの。でもそれができた時、最後まで集中し、最後のポイントに至るまで戦うことができると思えた。緊張に加えて、暑かったこともあって大変だったけど、最後はドロップショットにも対応できるようになったわ」

「私はいつも落ち着いているタイプなの。授与式でスピーチしている時はさすがに今にも泣きそうだったけど、どうにかこらえたわ。もしかしたら後で部屋に戻って一人になった時、思いっきり泣いてしまうかもしれない。多分、心の奥底では優勝できると信じていたのね。でも、とにかくいろんな感情が押し寄せていたから、まずは冷静でいようとしたの。いつかはこの日について大喜びで語る日が来るかもしれないけど、今日ではないわ。これからの目標は、またグランドスラムで優勝することね。そのために努力していくわ」

準優勝のジャバーも前を向いている。「優勝できなくて残念だけど、それがテニスよね。勝者は一人しかいないの。だけど、素晴らしい経験ができたわ。とてもポジティブな2週間だった。今回のことから学んで、また決勝に進みたい。後悔は一つもないわ。全力を尽くしたから。自分を疑ったことはないし、いつかはグランドスラムで優勝できるとわかっているの」

また、女子シングルスの決勝では第2シードの上地結衣(日本/三井住友銀行)が第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に4-6、2-6で敗れた。上地はこれまでベスト4が最高成績だった「ウィンブルドン」で初の決勝だったが、タイトルを手にすることはできなかった。「ウィンブルドン」連覇を果たしたデ グロートは、ゴールデンスラムを達成した昨年から絶好調で、グランドスラム7大会連続、通算15回目の優勝。

ジュニアの女子シングルスでは決勝が行われ、第1シードでジュニア世界4位の16歳、Liv Hovde(アメリカ)が優勝。第7シードで世界19位の16歳、Luca Udvardy(ハンガリー)を6-3、6-4で下し、今大会6試合で1セットしか落とさなかった。

14歳以下の部では、グループリーグ突破を逃した14歳の市岡梓奈(日本/グリーンテニスプラザ)がコンソレーション・プレーオフ1回戦でプレー。同じ14歳のGiselle Isabella Guillen(オーストラリア)にストレートで敗れた。

大会13日目、女子シングルスと車いす女子、ジュニア女子、14歳以下の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【決勝】

〇エレナ・リバキナ(カザフスタン)[17] 3-6 6-2 6-2 ●オンス・ジャバー(チュニジア)[3]

<車いす 女子シングルス>
【決勝】

〇ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] 6-4 6-2 ●上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]

<ジュニア 女子シングルス>
【決勝】

〇Liv Hovde(アメリカ)[1] 6-3 6-4 ●Luca Udvardy(ハンガリー)

<ジュニア 女子ダブルス>
【決勝】

●Kayla Cross(カナダ)/Victoria Mboko(カナダ)[4] 6-3 4-6 [9-11] 〇Rose Marie Nijkamp(オランダ)/Angella Okutoyi(ケニア)

<14歳以下 女子シングルス>
【コンソレーション・プレーオフ 1回戦】

●市岡梓奈(日本/グリーンテニスプラザ) 4-6 3-6 〇Giselle Isabella Guillen(オーストラリア)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」優勝トロフィーにキスをするリバキナ
(Photo by Shi Tang/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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