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全米オープンで車いすの部が2倍の規模に拡大!

2021年「全米オープン」での国枝

今年の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)から車いすの部において男女シングルス・ダブルスの規模が倍増し、ジュニアの大会も追加されることがわかった。大会公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

アメリカテニス協会(USTA)が6月下旬に発表した内容によれば、シングルスは男女それぞれこれまでの8人から16人、ダブルスは男女それぞれ4組から8組へと増える予定で、これはグランドスラム史上最大の規模拡大だという。一方、車いすのジュニア大会には男女8人ずつの枠が設けられる。これによって「全米オープン」は2年連続で車いすの部を拡大したことになる。昨年はクアードの枠を4人から8人に増やしていた。

ドローの規模が拡大されることで、より多くの車いすテニスのプロ選手がグランドスラムの舞台で戦う機会を得られるだけでなく、貴重なランキングポイントや賞金を獲得することができる。また、ジュニア大会の導入は世界のトップクラスの若手選手たちにとって実力を披露する場が提供されるだけでなく、ほかの若い障害者にも最高の競技レベルを目指す刺激になることが期待される。長年にわたってあらゆる分野での平等を唱えてきた元世界女王のビリー・ジーン・キング(アメリカ)は、今回の規模拡大を「スポーツの世界で最も偉大なイベントのひとつに、より感動を与えてくれるもの」と称えた。車いすテニスの元選手たちもそれぞれの思いを語っている。

「私たちが車いすテニスを始めた1970年代半ばからは信じられないくらいの進歩だ」と話すのは、車いすテニスを競技として確立させた一人であり、国際テニスの殿堂入りを果たしているブラッド・パークス(アメリカ)。「まさか、“全米オープン”で車いすテニスが世界のトッププロ選手と並んでフルドローで戦う日が来るとは思ってもいなかった。USTAは、車いすテニスというスポーツを発展させるために、世界のリーダーとして大きなチャレンジに挑んでくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ」

グランドスラムで44回優勝し、パラリンピックでも7個の金メダルを獲得しているエステル・フェルヘール(オランダ)は、「プレーの質やレベルが向上している中で、このような機会が設けられることはとても喜ばしいことだわ」とコメント。「ジュニアの選手たちがこのような環境でプレーできることも素晴らしい。それが最高の刺激となり、自分の力を最大限に発揮するモチベーションになるはずだわ」

そしてアメリカにおけるクアードテニスの草分け的存在で、元世界ランキング1位のリック・ドレイニー(アメリカ)は、「これは車いすテニスにとって信じられないようなニュースだ」と喜びを口にした。「このことが車いすテニスへの参加と競技のあらゆる面に与える短期的・長期的な影響を楽しみにしている」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全米オープン」での国枝
(Photo by Sarah Stier/Getty Images)

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