現地8日に行われた「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)車いすの部の男子シングルス準決勝で、第1シードの国枝慎吾(日本/ユニクロ)が世界ランキング6位でディフェンディングチャンピオンのヨアキム・ジェラード(ベルギー)と対戦。6-2、6-1で勝利して決勝進出を決めた。試合時間は1時間11分。
試合はジェラードのサーブから始まるが、ミスショットもあり国枝がいきなりのブレークに成功する。国枝はそこから11ポイントを連取する勢いを見せ、4-0とリード。結局、第1セットを6-2で取った。
第2セットでは1-1から国枝が立て続けにゲームを取っていく。5-1で迎えた第7ゲームも4度のデュースの末にブレークし、ストレート勝利を収めた。
勝利した国枝が「ウィンブルドン」の決勝に進出するのは、2019年以来3年ぶり2度目。決勝では第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)と世界3位のグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
グランドスラムのシングルスで27回優勝している国枝だが、「ウィンブルドン」に関しては2016年までシングルスが行われていなかったこともあり、4大大会で唯一優勝したことがない。今季すでに「全豪オープン」と「全仏オープン」を含む5つのシングルスタイトルを獲得している国枝は「ウィンブルドン」初優勝まであと一勝に迫っている。
国枝はこの後、フェルナンデスと組んでダブルス1回戦に臨む。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ウィンブルドン」での国枝
(Photo by Ryan Pierse/Getty Images)
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