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ホークアイが不調!?第1シードのペアがプレー続行を拒否

「ウィンブルドン」でのラムとソールズベリー(左より)

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)の男子ダブルス準々決勝で、自動判定システムのホークアイが不調だとして第1シードのペアがプレーの続行を拒否する場面があった。米スポーツメディア FOX Sportsのオーストラリア版など複数のメディアが報じている。

第1シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)ペアは準々決勝で第12シードのニコラ・マウ(フランス)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)ペアと対戦し、6-3、6-7(1)、6-1、3-6、6-4で勝利を挙げた。だが、ホークアイの判定が問題となり、試合が一時中断するという出来事があった。

第2セットの終盤、ゲームカウント5-5の場面でロジェ バセランのショットが明らかにベースラインを越えたように見え、線審もアウトとコール。ラムとソールズベリーがブレーク成功を確信した矢先、相手ペアが判定に対してチャレンジすると、ホークアイはボールがベースラインをかすっていたと示したため、判定はインに変わった。すぐさまソールズベリーは主審に対して「この機械を消すまで試合には戻らない。明らかにおかしいから機械を止めろ。あれがインだった可能性はゼロだ。あなただって間違っていることくらいわかっているだろ」と抗議している。ソールズベリーはさらにスーパーバイザーの介入を求め、ラムも「インだったなんてありえない。マジでない。バカげている」と同調した。

コートに現れたスーパーバイザーは二人の主張に対して、ホークアイの調子を確認するとしただけで判定が覆ることはなく、試合は再開されることに。のちにオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)の広報担当者は、「審判団が映像を確認した結果、この試合中の自動判定システムによるラインコールの質と正確さについて懸念する理由はないと判断した」と述べている。

一方のソールズベリーは試合後にこう話している。「僕たちはホークアイが間違っていると100%確信していた。当然、ボールが明らかにアウトだったって確信していなければ、スーパーバイザーを呼ぶようなことはしないさ。僕たちも主審も同じように思っていて、線審もアウトとコールしたんだ。それなのに主審は(ホークアイによる)インの判定を覆さなかった。彼らがチャレンジしたことには驚いたね。僕たちはてっきりゲームを取ったものだと思ってベンチに戻ったんだ」

「この一件ではかなり苛立ってしまった。最終的には大きな影響もなく次のサービスゲームをキープして、気持ちを切り替えた上でタイブレークに入ることができた」

第2セットの序盤にも二人が疑わしいと感じたホークアイの判定があり、いずれもソールズベリーとラムにとって不利な結果に終わっている。「この時も相手がチャレンジしたことにびっくりしたけど、(最初はアウトだった判定に対して)ホークアイはインだと示した。主審は僕たちと同じ意見だったけどね。1本目は速いサーブだったから見間違えたかと思ったんだけど、2本目はゆっくりとしたボレーだったんだ。その後からは機械が絶対におかしいと思うようになった」

結局ラム/ソールズベリー組は疑惑の判定が相次いだ第2セットをタイブレークの末に落としてしまったものの、フルセットの末に勝利してベスト4進出を決めた。その後、第14シードのマシュー・エブデン(オーストラリア)/マックス・パーセル(オーストラリア)ペアに敗れ、準決勝で姿を消している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのラムとソールズベリー(左より)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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