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ジャバーとリバキナが初の決勝進出!混合ダブルスでは前回覇者が連覇達成[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」でのジャバー

現地7月7日に行われた「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会11日目、女子シングルスの決勝カードが決まった。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが伝えている。

第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア)は初のグランドスラム準決勝で、世界ランキング103位タチアナ・マリア(ドイツ)と対戦。コート内外で親しくしており、「バーベキュー仲間」(ジャバー)だという二人のうち、先に動いたのはジャバー。試合開始早々から作った3つのチャンスは逃したが、第1セットの第3・第7ゲームでブレークして6-2でセットを取る。第2セットではマリアが反撃。第3ゲームのピンチを逃れると、直後のゲームで唯一のチャンスを逃さず3-1とリード。そのまま1ブレークアップを保ち、セットを取り返した。しかし最終セットに入ると、第2セットでアンフォーストエラーの多かったジャバーがプレー精度を上げる。立て続けにマリアのサービスゲームを破り、6-2、3-6、6-1で決勝進出を決めた。

アラブ系として様々な記録を打ち立てているジャバーは、優勝を目指していることを公言してきた。いつからその思いを抱いてきたかについて、準決勝後に明かしている。「(優勝するという)夢は去年始まったの。それまではなかなか勝てていなかったけど、あの時は楽しくプレーできて、観客の雰囲気も良かったから。前回大会の準々決勝で負けた際、“優勝するために来年帰ってくる”とチームスタッフに言っていたのよ。だから、優勝することは昨年からの夢なの。ここにいられて最高の気分よ」

もう一つの準決勝では、第16シードで2019年チャンピオンでもあるシモナ・ハレプ(ルーマニア)と第17シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)が対戦した。3年ぶりに出場した「ウィンブルドン」で12連勝中だったハレプは、今大会ここまで1セットも落としていなかったが、この試合ではダブルフォルトの数が9回に上るなどサーブが不調。第1セット第2ゲームでゲームポイントを得たところから3ポイントを連取されてブレークされると、自分は1度もブレークチャンスを作れないまま初めてセットを落とす。第2セットでも開始直後にサービスゲームを破られ、一度は追いついたがすぐさま再びリードされると、第9ゲームも失って3-6、3-6のストレート負けを喫した。

23歳のリバキナはカザフスタンの選手として初のグランドスラム決勝進出。また、「ウィンブルドン」では2015年大会当時に21歳だったガルビネ・ムグルッサ(スペイン)以来の若いファイナリストとなった。ハレプが敗れたことで、新たなグランドスラム女王が誕生することが確定している。

混合ダブルスでは、第2シードのニール・スクプスキー(イギリス)/デズレイ・クラブチェク(フランス)ペアとノーシードのマシュー・エブデン(オーストラリア)/サマンサ・ストーサー(オーストラリア)ペアによる決勝が行われた。スクプスキー/クラブチェク組は第1セットの第5ゲームで迎えたピンチをしのいで第1セットを取ると、第2セットでは1-2とリードされるもそこから4ゲームを連取して逆転、6-4、6-3で勝利している。昨年の「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」でも混合ダブルスを制していたクラブチェクにとっては4度目の優勝。その「ウィンブルドン」でもクラブチェクと組んでいたスクプスキーにとっては2年連続2度目の優勝となる。

また、この日から車いすの部がスタート。女子シングルスでは第2シードの上地結衣(日本/三井住友銀行)と世界6位の大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)がともにストレート勝ちでベスト4進出。次戦で上地は世界5位のジェシカ・グリフィオン(オランダ)と、大谷は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦する。

ジュニアの女子シングルス、女子ダブルスでは準々決勝が行われ、後者で勝ち残っていたジュニア世界38位で16歳の石井さやか(日本/HSS)は第3シードペア、Lucija Ciric Bagaric(クロアチア)/Nikola Daubnerova(スロバキア)ペアに2-6、6-7(3)のストレートで敗れた。

ほかには14歳以下の部も始まり、14歳の市岡梓奈(日本/グリーンテニスプラザ)がグループリーグ2試合に連勝。まず第6シードのScarlette Hetherington(フランス)に6-2、6-2で勝利すると、続けて第4シードのNicole Okhtenberg(アメリカ)に対しても5ゲームしか許さずに下している。

大会11日目、女子シングルスと混合ダブルス、車いす女子、ジュニア女子、14歳以下の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【準決勝】

〇オンス・ジャバー(チュニジア)[3] 6-2 3-6 6-1 ●タチアナ・マリア(ドイツ)

〇エレナ・リバキナ(カザフスタン)[17] 6-3 6-3 ●シモナ・ハレプ(ルーマニア)[16]

<混合ダブルス>
【決勝】

●マシュー・エブデン(オーストラリア)/サマンサ・ストーサー(オーストラリア) 4-6 3-6 〇ニール・スクプスキー(イギリス)/デズレイ・クラブチェク(フランス)[2]

<車いす 女子シングルス>
【1回戦】

●クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ) 3-6 3-6 〇上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]

●ルーシー・シューカー(イギリス) 2-6 2-6 〇大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)

<ジュニア 女子シングルス>
【準々決勝】

〇Liv Hovde(アメリカ)[1] 6-3 6-2 ●Ella Seidel(ドイツ)

<ジュニア 女子ダブルス>
【準々決勝】

●石井さやか(日本/HSS)/Lanlana Tararudee(タイ) 2-6 6-7(3) 〇Lucija Ciric Bagaric(クロアチア)/Nikola Daubnerova(スロバキア)[3]

<14歳以下 女子シングルス>
【グループリーグ】

〇市岡梓奈(日本/グリーンテニスプラザ) 6-2 6-2 ●Scarlette Hetherington(フランス)[6]

●Nicole Okhtenberg(アメリカ)[4] 2-6 3-6 〇市岡梓奈(日本/グリーンテニスプラザ)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのジャバー
(Photo by Shi Tang/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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