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ナダルが腹部の怪我により棄権!「状況をさらに悪化させるようなことはしたくない」

「ウィンブルドン」からの棄権を発表するナダル

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルスで準決勝に進出していた第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、怪我により棄権した。スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

2019年大会以来、3年ぶりに「ウィンブルドン」に参戦していたナダル。彼は4回戦の時点で腹部にテーピングをしているところを目撃されており、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦した準々決勝ではその腹部の痛みが原因で、試合途中にメディカルタイムアウトを取っていた。その際にチームから棄権するよう忠告されたが、「僕にとって途中でリタイアすることは難しい」としてナダルはプレーを続行し、フルセットの末に逆転勝利。しかし試合後の記者会見で、今後受ける検査の結果によってはプレーを続けない意向を示していた。

準々決勝翌日の7日、ナダルは世界ランキング40位のニック・キリオス(オーストラリア)との準決勝に向けて45分ほど練習を行う姿が目撃される。同日、スペインのMarca紙は、ナダルの腹筋が7mmほど裂けているものの、本人は準決勝でプレーする意向だと報じていた。

しかしナダルは結局、棄権を選択。7日に記者会見を開き、記者たちに向けて以下のように述べた。

「僕がここにいることで想像がつくだろうけど、残念ながら大会を辞退しなければならなくなった。みんなも昨日目にしたように、腹部に痛みを抱えているんだ」

「この結論に至ったのは、このような状況ではあと2試合戦うことができないと思ったからだよ。サーブが打てない。いつものスピードで打つことができないだけでなく、普段のサーブの動きをすることすらできないんだ。目標を達成するためのレベルに達していないプレーをして、状況をさらに悪化させるようなことはしたくない」

ナダルはまた、会場で観戦していた父親や妹から棄権するように勧められながらも準々決勝を最後まで戦い抜いたことは後悔していないと語る。「プレーを続けたことは正しい判断だと思っている。試合をきちんと終わらせることができたからね。僕は済んだことについて後からああすれば良かった、こうすれば良かったと言うようなタイプじゃないんだ。最初の5ゲームを終えたあたりからずっと痛みがあったけど、途中で投げ出したくなかった。試合を終える方法を見つけることができたことは誇りに思っているよ。とはいえ、怪我を抱えている時には、自分の健康や未来を考えて決断を下さなければならない」

今回の怪我の回復には3、4週間かかる見込みだと話しているナダル。今年の「全豪オープン」と「全仏オープン」で優勝していた彼がこういう形で大会から去るのは残念な限りだが、しっかり時間をかけて回復し、またコートに戻ってきてもらいたい。

なお、ナダルの棄権を受けて初の決勝進出が決まったキリオスは、ナダルに向けてInstagramにメッセージを投稿している。「俺とは違う選手で、別のパーソナリティを持ったラファエル・ナダル。あなたの回復が順調に進み、健康な状態でまた会えることを祈っているよ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」からの棄権を発表するナダル
(Photo by AELTC/Joe Toth - Pool/Getty Images)

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