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ウィンブルドンに打撃を与えた3つの要因とは?

2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー

毎年、「ウィンブルドン」開幕はテニスファンにとって大きな興奮をもたらすものだ。しかし、今年はやや様子が異なり、それが観客動員数にも現れている。初日から3日目までの観客動員数を見ると、2019年には12万8934人が訪れたが、今年は11万4573人に留まり、3年前と比較して11%減となった。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会は中止、2021年は観客数を制限して開催された。今回は、今年の「ウィンブルドン」がなぜいつもより輝きを失って見えてしまうのか、大会に打撃を与えた3つの出来事を紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

1.  ロシアとベラルーシ選手の締め出し、トップ選手の怪我
世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)を始め、世界ランキング8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界6位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、世界13位のダリア・カサキナ(ロシア)などのトップ選手たちの欠場は、多くのファンを落胆させた。ロシア人選手にはベースラインから長いラリーを続ける者が多いため、今大会では長いラリーが続き手に汗握るような試合は少なくなってしまうだろう。

また、世界2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は足首の怪我、そして元全米王者のドミニク・ティーム(オーストリア) は手首の怪我を理由に出場を見送った。彼らの欠場によってトップ選手の層がますます薄くなってしまった。トップ20にランクインしている男子選手のうち、5人が出場禁止や怪我によって欠場を余儀なくされた。最も歴史の古いグランドスラムでトップ選手全員が顔を揃えるという光景を見慣れているファンたちにとっては面白味が少なくなってしまっている。

2. トップ選手の新型コロナウイルス感染による突然の欠場
多くのファンは、自分の好きな選手の試合を見るためにチケットを購入する。もし、急にその選手が棄権をしたり、試合が中止になったりしたらがっかりするだろう。残念なことに、元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア)、前回大会の準優勝者で第8シードだったマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、第17シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)の3人は、新型コロナが原因で大会から棄権することを余儀なくされた。

怪我から復帰したばかりのベレッティーニは、6月に出場した2つのグラスコート大会で優勝し、まさに上り調子だった。チリッチも「全仏オープン」や「ATP500 ロンドン」でベスト4入り。バウティスタ アグートも大会直前の「ATP250 マヨルカ」で準優勝と好調を維持していた。トーナメントを勝ち進むことを期待されていた選手たちの姿を見られないのは非常に残念なことだ。

3. フェデラーの不在、セレナの1回戦敗退
ロジャー・フェデラー(スイス)は、彼の優雅なストロークと素晴らしいコートカバー力でここ20年間の「ウィンブルドン」を盛り上げてきた選手だ。フェデラーは8度の優勝という男子最多記録を持つだけでなく、同大会で最も多くの試合で勝利している(105勝)。現在40歳のフェデラーは膝の怪我のリハビリ中で未だツアーを離れており、今年、彼のキャリアで初めて「ウィンブルドン」を欠場することとなった。センターコートでフェデラーのオーラを感じられないのは本当に寂しいことだ。

女子シングルスにおいても、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がワイルドカード枠で「ウィンブルドン」に出場することは大きなニュースとなった。これまで7度優勝している元世界女王は、昔のようにパワフルなショットを駆使し優勝争いに絡むのではないかと期待されていた。しかし、セレナは1回戦でアルモニー・タン(フランス)にフルセットの末敗れ、最初のハードルで躓いてしまった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」でのフェデラー
(Photo by Laurence Griffiths/Getty Images)

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