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元世界女王ハレプとリバキナ、ジャバーとマリアが準決勝で激突![ウィンブルドン]

「全豪オープン」でのマリア

11日目を迎えた今季3つ目のグランドスラム、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)。女子のベスト4は納得の二人、少し驚きの一人、そしてほとんど誰も予想していなかった一人という取り合わせになった。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが報じている。

日本時間の21時半から開始予定のセンターコートの第1試合では、大会前から快進撃を期待されていた第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が、準決勝進出を誰も予想していなかったであろう34歳の二児の母、世界ランキング103位のタチアナ・マリア(ドイツ)と、決勝進出を懸けて戦う。27歳のジャバーはこれまでに数々のアラブ系女子選手としての新記録を樹立してきたが、今回のグランドスラムでのベスト4進出は女子選手に限らず、アラブ系選手として、また北アフリカ出身選手として初の快挙となった。4回戦まではすべてストレート勝利、準々決勝では世界66位のマリー・ブーズコバ(チェコ)に第1セットを取られてからの逆転勝利だった。これまで20回グランドスラムに出場し、2020年の「全豪オープン」と昨年の「ウィンブルドン」でベスト8入りを果たしており、今回は初の準決勝に進出し、さらに決勝進出、優勝と進むことができるだろうか。

対するマリアは2013年12月に長女を、2021年4月に次女を出産。その間の2017年11月にキャリアハイの世界46位を達成、2018年には「WTA250 マヨルカ」でツアー初優勝。2021年7月末には2度目の産休から復帰し、今年4月に「WTA250 ボゴタ」に予選から出場し、復帰後の初優勝を飾った。夫がコーチを務めており、マリアは今は夫と娘二人の家族とともにツアーを回っている。グランドスラムには過去に34回出場していたが、2015年の「ウィンブルドン」でただ一度3回戦に進んだのが最高成績だった。今回の快進撃についてマリアは準々決勝の勝利後にこう言った。「体中に鳥肌が立っている。二人の小さな娘たち、家族と一緒にこの瞬間を生きることができるなんて夢のよう。出産したのはつい去年のことなのに」

続く第2試合に登場する「順当」な選手は、30歳の元世界女王シモナ・ハレプ(ルーマニア)だ。ハレプは前回「ウィンブルドン」に出場した2019年に優勝を遂げている。2018年の「全仏オープン」も制しているハレプは誰もが認める実力者だが、今回は、以前は元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のコーチだったパトリック・ムラトグルー氏をチームに迎え、素晴らしいディフェンス力に力強いサーブという武器が加わった。ここまですべてストレートで勝ち上がってきたハレプは、もう一度栄冠を掴むことができるだろうか。

そのハレプと対戦するのは、第17シードの23歳エレナ・リバキナ(カザフスタン)。現在世界23位のリバキナは、今年1月にキャリアハイの世界12位に到達している。グランドスラム出場はこれが12回目で、最高成績は2021年「全仏オープン」でのベスト8進出だった。「ウィンブルドン」は2年連続2回目の出場で、昨年は4回戦まで進出している。今大会では4回戦までストレート勝利で、準々決勝では世界44位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に第1セットを奪われたが逆転勝利し、カザフスタン人選手として初めてグランドスラムの準決勝進出という快挙を成し遂げた。それでもあくまで冷静に見えるリバキナは、「私はとても落ち着いているの。感情はあまり出さない、子供の頃から。もちろん、心の中にはいろんな感情が渦巻いている。でも明日も試合があるのがわかっているから、ただ集中して、今起こったことはもう忘れて、次の試合に備えようとしているの」と準々決勝の勝利の後に語った。

土曜日の決勝に進むのは予想されていた二人なのか、思いがけない二人なのか。目の離せない準決勝だ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのマリア
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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