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ジョコビッチ、息子について語る「テニスが大好きなんだ」

「ウィンブルドン」の会場で練習するジョコビッチとステファン君

4連覇を目指し「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)に臨んでいる元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。彼が7歳の息子ステファン君に対する想いを明かした。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

ジョコビッチはステファン君とコートで練習する姿を度々見せ、その微笑ましさがSNSで話題となっている。「ウィンブルドン」では7度目の、グランドスラムでは21回目の優勝がかかっているジョコビッチは、コート内外を問わずステファン君との時間を楽しんでいるようだ。

面白いことにステファン君は、ラファエル・ナダル(スペイン)のようなフォアハンドを打つこともあると明かし「ステファンはそうするのが好きだからね。コートで僕をわざと威嚇するんだ。僕は彼にスイングした後に手の位置が肩の上になるように教えようとしている。教えたとおりにすることもあるけど、ナダルのようにすることもある。僕が嫌がると分かってるから、いつも笑いながらそうするんだ。彼といるときは、コートでそういう面白い瞬間があるね」と二人の時間を振り返った。

今テニスに没頭しているステファン君のために、ジョコビッチはできる限り一緒にプレーできる時間や機会を作ろうとしている。

「テニスに関しては、あらゆることについて話しているんだ。彼がどのようにプレーして、試合を見て、分析するのかとか。あと寝かしつけているとき、よく質問をされるんだ。ラケットのヘッドの大きさの違いや、ストリングを張る強さが人によって違うのはなぜかといったことをね。彼はテニスが大好きなんだ」

これまで決してテニスを強要することはなかったと言うジョコビッチだが、ステファン君の意思で取り組みたいと言う場合は、いつでも助ける準備はできているようだ。また将来的にプロを目指したいのであれば、可能な限り息子をサポートすると述べるが、まだ遠い先のことを考えるには若すぎると見ている。

「僕にとって大事なのは、父親と息子との関係性。そして何よりもまず、彼の人生を楽しんでもらうことが大切。あとは色んなスポーツをしてみること。これはすごく重要。僕はスキー、サッカー、テニス、武道など様々なことをして育った。特に年齢が低いうちは、多種多様な考え方、スポーツ、活動からたくさん刺激を受けると良いと思う。幼いころから1つのスポーツだけをやり続けるのは好きじゃない。脳や運動能力の成長を助けるという意味でも、色々試してみると良いと思うんだ」

ステファン君は今年5月、ジョコビッチが「ATP1000 ローマ」で優勝を飾ったのと同じ日に、初めてテニスの大会に出場しトロフィーを手にしている。将来が気になるところだが、今はジョコビッチの語る通りテニスのみならず様々なことに触れ、すくすくと成長してほしい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」の会場で練習するジョコビッチとステファン君
(Photo by Ryan Pierse/Getty Images)

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