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ジャバー、アラブ人鬼門の準々決勝を突破!「家族」のマリアと対戦へ[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」でのジャバー

現地7月5日の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会9日目、女子シングルスでベスト4のうち二人が決定した。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが伝えている。

第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア)は世界ランキング66位のマリー・ブーズコバ(チェコ)に第1セットを奪われたものの、3-6、6-1、6-1の逆転勝利を飾った。1年前の「ウィンブルドン」でアラブ系女子選手として初のベスト8入りを果たしていたジャバー。前哨戦の「WTA500 ベルリン」から10連勝中の今年は、グランドスラム初のベスト4進出を決めた。

グランドスラムの準々決勝でこれまで2度敗れていたジャバーは、初のベスト4進出を果たした試合後、グランドスラムの準々決勝に4度進出した元世界22位のイシャム・アラジ(モロッコ)とのやり取りを明かした。「以前、イシャム・アラジと話した時に彼が言っていたの。“アラブ人はいつも準々決勝で負ける。もうそんなのはうんざりだ。お願いだから、その流れを変えてほしい”って。私はその時、“ベストを尽くすわ”と返したの。さっき彼からメッセージが届いて、とても喜んでくれてるわ。“ついに準決勝へ進んでくれてありがとう。こうなったら優勝だ”って感じにね」

もう一つの準々決勝では、34歳の世界103位タチアナ・マリア(ドイツ)は、これが2回目のグランドスラム本戦出場となる22歳の世界97位のユレ・ニーマイヤー(ドイツ)との同国対決を制した。二人の娘を持つ34歳のマリアはこれまでグランドスラムで3回戦より先に進んだことがなかったが、今大会では第26シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)、第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と、シード勢を次々と破っている。1984年以降の「ウィンブルドン」でベスト4に進んだ4番目にランキングの低い選手となった。彼女よりも順位が低かった3人は、2018年大会で当時181位だったセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、1999年大会で同134位のミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)、2008年大会で同133位のジェン・ジー(中国)だ。

準決勝で対戦するジャバーとマリアは家族ぐるみで付き合いがあるそうで、ジャバーが「マリアは私のバーベキュー仲間よ」と語れば、マリアも「オンスは私の家族の一人」と話している。

女子ダブルスでも準々決勝が行われ、第8シードの青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)ペアは第4シードのリューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)ペアに4-6、6-1、7-5と逆転負け。青山/チャン組は最終セット第9ゲームで得たマッチポイントを決めることができなかった。勝ったキッチュノック/オスタペンコ組の準決勝の相手は、第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)ペア。

混合ダブルスではベスト4が決定。この日準々決勝で勝利した第2シードのニール・スクプスキー(イギリス)/デズレイ・クラブチェク(フランス)ペアとノーシードのマシュー・エブデン(オーストラリア)/サマンサ・ストーサー(オーストラリア)ペアが、すでに準決勝進出を決めていた第6シードのマテ・パビッチ(クロアチア)/サーニャ・ミルザ(インド)ペア、ジャック・ソック(アメリカ)/ココ・ガウフ(アメリカ)ペアとそれぞれ準決勝で激突する。

そしてジュニアでは女子ダブルスが始まり、日本勢が1回戦を突破。ジュニア世界44位で16歳の石井さやか(日本/HSS)と世界36位で15歳の齋藤咲良(日本/MAT Tennis Academy)が試合に勝利したほか、世界55位で15歳の木下晴結(日本/LYNX TA大阪)は相手ペアの棄権により2回戦へと進んでいる。

大会9日目、女子シングルスと女子ダブルス、混合ダブルス、ジュニア女子の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【準々決勝】

●マリー・ブーズコバ(チェコ) 6-3 1-6 1-6 〇オンス・ジャバー(チュニジア)[3]

〇タチアナ・マリア(ドイツ) 4-6 6-2 7-5 ●ユレ・ニーマイヤー(ドイツ)

<女子ダブルス>
【準々決勝】

●青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)[8] 6-4 1-6 5-7 〇リューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[4]

●ニコール・メリカ(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)[10] 6-1 6-7(2) 2-6 〇バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)[2]

<混合ダブルス>
【準々決勝】

●ロベルト・ファラ(コロンビア)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[7] 6-7(6) 1-6 〇ニール・スクプスキー(イギリス)/デズレイ・クラブチェク(フランス)[2]

〇マシュー・エブデン(オーストラリア)/サマンサ・ストーサー(オーストラリア) 6-3 6-1 ●ジョニー・オマラ(イギリス)/Alicia Barnett(イギリス)

<ジュニア 女子ダブルス>
【1回戦】

〇Denislava Glushkova(ブルガリア)/木下晴結(日本/LYNX TA大阪) (w/o) ●Liv Hovde(アメリカ)/Qavia Lopez(アメリカ)[2]

●Luciana Moyano(アルゼンチン)/Lucciana Perez Alarcon(ペルー)[7] 6-1 6-7(2) [10-12] 〇石井さやか(日本/HSS)/Lanlana Tararudee(タイ)

●Isabelle Lacy(イギリス)/Ella McDonald(イギリス) 4-6 4-6 〇Yu-Yun Li(台湾)/齋藤咲良(日本/MAT Tennis Academy)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのジャバー
(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)

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