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キリオス2度目のベスト8!ナダルとフリッツが準々決勝で対戦へ[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」でのキリオス

現地7月4日に行われた「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会8日目、男子シングルスと男子ダブルスのベスト8が決定した。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが伝えている。

この日行われた4試合の男子シングルス4回戦は、一方的な展開となった2試合と、フルセットまでもつれ込んだ2試合という対照的な結果に。

そのうち、フルセットまでもつれた試合の一つが、これが初対戦となった元世界ランキング13位のニック・キリオス(オーストラリア)と世界56位のブランドン・ナカシマ(アメリカ)の試合。キリオスが序盤は右肩に問題を抱えていたこともあり、グランドスラムの4回戦に初めて臨んだ20歳のナカシマが第10ゲームでブレークして第1セットを先取する。しかしキリオスも試合が進む中でより自由にプレーできるようになり、第2・第3セットを取る。ナカシマが粘ってセットカウント2-2とするも、最終セットで5ゲーム連取という勢いを見せたキリオスが、シーソーゲームを制した。

キリオスは「ウィンブルドン」で2014年以来2度目、グランドスラム全体では2015年「全豪オープン」以来3度目となるベスト8を果たしている。「まず、ブランドンは素晴らしい頑張りだった。20歳とは思えなかったよ。俺自身はベストパフォーマンスとはほど遠かったけど、それでも懸命に努力して勝つことができたから最高に幸せだね。ここ1ヶ月半にわたって多くの試合をこなしてきた。ブランドンが第4セットで反撃した後、自分が盛り返せたことを誇りに思う。俺はフルセットの戦績はかなりいい(“ウィンブルドン”ではこの試合を含めて6戦全勝)から、そのことを考えながらプレーしていたよ。またベスト8に進むことができた」

その試合よりも接戦となったのが、第19シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)対世界43位のクリスチャン・ガリン(チリ)。これがグランドスラムで4度目の4回戦進出となるデミノーが最初の2セットを取るが、昨年の「ウィンブルドン」ではこの4回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていたガリンも諦めず、最終セットに持ち込む。第5セット、デミノーは5-4で迎えた第10ゲームで2つのマッチポイントを手にするが決めきれない。そのまま10ポイントのタイブレークに突入すると、3-5から6ポイントを連取したガリンが2-6、5-7、7-6(3)、6-4、7-6[10-6]で競り勝った。

4時間34分に及んだロングマッチを制したガリンは、「正直、今言うことはないよ。持てるすべてをぶつけて疲れ果てた。最終セットはどちらに転んでもおかしくなかったね。タイブレークでは積極的に出たことが鍵だったと思う」と試合を振り返った。「ウィンブルドン」は「一番好きな大会」と語る26歳のガリンは、グランドスラム初のベスト8進出。

残る2試合では、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第11シードのテイラー・フリッツがストレート勝利。ナダルは第21シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を、フリッツは予選から勝ち上がってきた世界99位のジェイソン・クブラー(オーストラリア)をそれぞれ退けた。ナダルとフリッツは準々決勝で顔を合わせる。過去の対戦成績は1勝1敗で、今年3月に行われた「ATP1000 インディアンウェルズ」決勝ではフリッツが勝利していた。

一方の男子ダブルスでもベスト8が決定。第3シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)ペア、第9シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)ペア、第13シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/アンドレス・モルテニ(アルゼンチン)ペアなどが3回戦敗退。

また、ニール・スクプスキーの兄で今大会をもって現役から退くことを表明していた元世界44位のケン・スクプスキー(イギリス)も、この3回戦で第11シードのケビン・クラウィーツ(ドイツ)/アンドレアス・ミース(ドイツ)ペアに敗れた。39歳のケン・スクプスキーは弟やジョニー・オマラ(イギリス)と組んで7つのツアータイトルを獲得していた。試合後、彼は2018年から組むようになったオマラと一緒に写った写真をInstagramに掲載。「僕のテニス人生は終わることになったけど、ジョニーとはコート内外でとても楽しい時を過ごすことができた。二人でタイトルを獲ったし、ゴルフなんかもしたね。ジョニー、本当にありがとう!」とパートナーに感謝している。

ジュニアでは男子ダブルス1回戦が行われ、ジュニア世界73位で17歳のジョーンズ怜音(日本/tennium)と同51位で17歳の松岡隼(日本/桜田倶楽部)のペアが登場。しかし第6シードのJakub Mensik(チェコ)/Olaf Pieczkowski(ポーランド)ペアを相手にブレークチャンスを作れず、4-6、4-6のストレート負けを喫している。

大会8日目の男子シングルス、男子ダブルス、ジュニア男子の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【4回戦】

●ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)[21] 4-6 2-6 6-7(6) 〇ラファエル・ナダル(スペイン)[2]

●ジェイソン・クブラー(オーストラリア) 3-6 1-6 4-6 〇テイラー・フリッツ(アメリカ)[11]

●ブランドン・ナカシマ(アメリカ) 6-4 4-6 6-7(2) 6-3 2-6 〇ニック・キリオス(オーストラリア)

〇クリスチャン・ガリン(チリ) 2-6 5-7 7-6(3) 6-4 7-6[10-6] ●アレックス・デミノー(オーストラリア)[19]

<男子ダブルス>
【3回戦】

●ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)[3] 5-7 4-6 6-3 6-4 5-7 〇マシュー・エブデン(オーストラリア)/マックス・パーセル(オーストラリア)[14]

●ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)[9] 6-7(5) 4-6 6-4 4-6 〇ジョン・ピアース(オーストラリア)/フィリップ・ポラセク(スロバキア)[7]

●ジョニー・オマラ(イギリス)/ケン・スクプスキー(イギリス) 6-7(6) 4-6 4-6 〇ケビン・クラウィーツ(ドイツ)/アンドレアス・ミース(ドイツ)[11]

●サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/アンドレス・モルテニ(アルゼンチン)[13] 4-6 2-6 4-6 〇デニス・クドラ(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)

<ジュニア 男子ダブルス>
【1回戦】

●ジョーンズ怜音(日本/tennium)/松岡隼(日本/桜田倶楽部) 4-6 4-6 〇Jakub Mensik(チェコ)/Olaf Pieczkowski(ポーランド)[6]

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのキリオス
(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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