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ジョコビッチ、アメリカ人選手はワクチン未接種でも全米オープンに出られることを批判

2021年「全米オープン」でのジョコビッチ(左)とメドベージェフ

今年の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)に新型コロナワクチン未接種の選手は出場できないことになっているが、アメリカ人選手に限っては例外が適用される。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がそのことを批判した。スポーツウェブメディア Sportskeedaが報じている。

新型コロナウイルスのワクチンを受けていないことで今年の「全豪オープン」を逃したジョコビッチは、その後も受けない姿勢を貫いている。その結果、ワクチン接種を入国の条件としているアメリカで開催された「ATP1000 インディアンウェルズ」と「ATP1000 マイアミ」を欠場することに。アメリカ政府は最近、新型コロナに係る規制を一部緩和しているものの、渡航者は依然としてワクチン接種の証明書を提示することが義務づけられている。よって、昨年の大会で準優勝しているジョコビッチはこのままでは「全米オープン」にも出場できない。

そんな中、アメリカ国籍を持つ選手に限って、ワクチン未接種でも「全米オープン」に出場できることが明らかとなった。元世界ランキング41位のテニス・サングレン(アメリカ)がその一人だ。この出場条件について、ジョコビッチが疑問を呈している。

「現時点では、ワクチンを受けていない人はアメリカに入国することができない。著名人ではない、一般人が何人かそれをかいくぐったと聞いたことはあるけど、許されていないのであれば、僕はアメリカに行こうとも思わない。オーストラリアでそのような失敗をしたと思っている人もいるけど、実際は逆で、僕は免除されていたんだ。これ以上ここで同じ話を繰り返すのはやめよう」

「結論から言うと、無理だと言われたら行かないし、そんなリスクのある状況に自分を置くつもりはない。仮に入国できたところで、テニスをしている僕の姿がテレビに映ったら、すぐにつまみ出されるだろうしね!もっと真面目な話をすると、数日前からテニス・サングレンとメールで連絡を取り合っているんだ。このような状況の中で彼が公の場で僕をサポートしてくれたことに感謝の気持ちを伝えたかったからね」

サングレンはジョコビッチが今年1月にオーストラリアから強制出国となった際に励ましの言葉を送っており、今回の「全米オープン」の対応に関しても、ジョコビッチの名前を出して批判している。サングレンは「ノバクが免除されるようにUSTA(アメリカテニス協会)が戦わないなんて、情けない話だ。俺は出場できるのに彼ができないなんてバカげている」とTwitterに綴っていた。

サングレンの発言についてジョコビッチはこう述べている。「彼が言っていたことはもっともで、もしワクチン未接種の選手が“全米オープン”に出場できないのであれば、それは誰にとっても同じであるべきだ。テニスはアメリカ国民だからプレーできて、僕はできないということに、医学的な根拠があるとは思えない。それなら、僕がアメリカのパスポートかグリーンカードを持っていればプレーできることになる。これは医学的なことではなくて、政治的な問題が絡んでいるのかもしれないけど、そのことについて議論するつもりはないよ」

「僕のキャリアの現段階においてグランドスラムは最も優先される大会で、もちろんニューヨークでもプレーしたい。でも、仮にそのチャンスがなかったとしても、世界の終わりというわけではないから、その先を見据えていくつもりだよ。何より今は、すべての意識を“ウィンブルドン”に集中させている」

4連覇が懸かる「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)に第1シードとして出場しているジョコビッチは、準々決勝まで勝ち進んでいる。現時点ではこれが今年出場する最後のグランドスラム大会、としているが、「全米オープン」出場は叶わないのだろうか。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全米オープン」でのジョコビッチ(左)とメドベージェフ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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