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グランドスラム決勝で失ゲーム数が最少で優勝したのは?

1991年「全仏オープン」でのコナーズ

今年の「全仏オープン」でノルウェー人選手として初めてグランドスラム決勝の舞台に立ったキャスパー・ルード(ノルウェー)だが、クレーの王ラファエル・ナダル(スペイン)を相手に6ゲームしか奪うことができなかった。ナダルにとってはこれまで戦った「全仏オープン」決勝で5番目に短い時間での勝利であった。では、ルードに対するナダルの6-3、6-3、6-0での勝利は、失ゲーム数の少ないグランドスラム決勝をランキング形式にした場合、どのあたりに位置するのであろうか。スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

1位:ジミー・コナーズ(アメリカ) 1974年「全米オープン」 失ゲーム数2
コナーズは、驚くべき1974年シーズンにテニス界にその名を知らしめた。この年の「全仏オープン」には参加を許されなかったにもかかわらず、シーズンの終了時点で99勝4敗の記録を残した。「全豪オープン」では決勝で、Phil Dent(オーストラリア)を下してタイトルを獲得。

「ウィンブルドン」と「全米オープン」では、決勝で当時40歳のケン・ローズウォール(オーストラリア)と対戦した。当時のローズウォールはグランドスラムのシングルスタイトルを8つ保持していた。コナーズはこの2大会の決勝の両方で勝利したが、落としたゲーム数は「ウィンブルドン」で6ゲーム、「全米オープン」では2ゲームであった。「全米オープン」決勝では試合時間1時間18分でスコア6-1、6-0、6-1の大勝を記録し、これはオープン化以降のグランドスラム決勝の最短記録となっている。

2位:ギジェルモ・ビラス(アルゼンチン) 1977年「全仏オープン」 失ゲーム数3
ナダルがテニス界に現れるずっと前、クレーの王者の異名を取っていたのはビラスであった。ビラスはキャリアの中で4つのグランドスラムタイトルを獲得したが、そのうち2つはクレーコートでの大会のものであった。

ビラスは1977年に全盛期を迎え、クレーで53試合連続勝利の記録を積み上げ、「ウィンブルドン」の後にはクレーの大会で、7連続でタイトルを獲得した。1977年の「全仏オープン」に第3シードで出場したビラスは、この大会で1セットしか失わなかった。決勝では6-0、6-3、6-0という非の打ち所のない戦いぶりでブライアン・ゴットフリード(アメリカ)を下した。

3位タイ:ジョン・マッケンロー(アメリカ) 1984年「ウィンブルドン」 失ゲーム数4
マッケンローは1984年に、16年にわたるシングルスでのキャリアの中で最高のテニスを見せた。このシーズンに出場した85試合のうち82試合で勝利を飾ったのだ。この勝率96.47%という記録は、オープン化以降に1人の選手が単一のシーズンで記録した勝率としては最高記録である。

マッケンローがこの年に獲得した合計13個のツアーレベルのタイトルには、「全仏オープン」と「ウィンブルドン」も含まれていた。4度目の「ウィンブルドン」制覇の過程で、マッケンローが落としたセットはわずか1つ。決勝ではコナーズに6-1、6-1、6-2で圧勝し、試合時間は80分とかからなかった。この試合全体でマッケンローはアンフォーストエラーを4本しか犯さない圧巻のプレーを披露した。

3位タイ:ラファエル・ナダル 2008年「全仏オープン」 失ゲーム数4
ナダルとロジャー・フェデラー(スイス)は、2005年の準決勝を皮切りに、4年連続「全仏オープン」で顔を合わせた。対戦時点では毎回フェデラーが世界王者であった。同大会の決勝で対戦したのは2006年、2007年、そして2008年。フェデラーは2006年と2007年の決勝では4セットで敗れていた。

しかし、2008年の決勝ではナダルが圧勝。この試合でナダルは6-1、6-3、6-0でフェデラーを打ち負かし、試合時間は1時間48分であった。これは今でもナダルにとって最も短時間での「全仏オープン」決勝での勝利となっている。ナダルはこの大会全体で1セットも落とすことはなかった。

5位タイ:ビヨン・ボルグ(スウェーデン) 1978年「全仏オープン」 失ゲーム数5
1978年の「全仏オープン」が始まった時点で、ボルグはすでに同大会で2度、グランドスラムでは合計4度の優勝を経験していた。ボルグはこの大会で1セットも失うことはなかったが、これはビラスとの決勝での勝利も含めてのことである。ボルグは6-1、6-1、6-3でこの試合に勝利した。

ボルグは大会全体で合計32ゲームしか落とさなかったが、これは「全仏オープン」での最少記録となっている。

5位タイ:アンドレ・アガシ(アメリカ) 2003年「全豪オープン」 失ゲーム数5
元世界王者でグランドスラムのシングルスタイトルを8つ獲得しているアガシは、自身のキャリアで最後の四大大会タイトルを2003年の「全豪オープン」で手にした。この大会に第2シードで出場していたアガシは決勝で、第31シードのライナー・シュトラー(ドイツ)を6-2、6-2、6-1で下して、キャリア4つ目の「全豪オープン」タイトルを獲得した。

アガシはこの大会全体で1セットしか落とさなかった。この年、アガシは後に世界王者の座を取り戻し、世界ランキングの頂点に上り詰めた最年長の男子選手の記録を打ち立てた。この記録はその後、ビッグ3の3人それぞれに塗り替えられている。

2022年の「全仏オープン」でナダルがルードに勝利した時、ナダルは6ゲームしか失わなかった。オープン化以降の「全仏オープン」決勝で6ゲームしか失わなかったナダル以外の選手は、1970年のJan Kodes(チェコ)、1973年のイリー・ナスターゼ(ルーマニア)、そして2003年のフアン カルロス・フェレロ(スペイン)だけである。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は1991年「全仏オープン」でのコナーズ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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