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ウィンブルドンが女子優勝者への「Miss」「Mrs」を廃止。レジェンドが反応

2021年「ウィンブルドン」でのバーティ

「ウィンブルドン」は、歴代の優勝者名を記した銘板から女子選手の敬称「ミス(Miss)」(未婚女性の敬称)と「ミセス(Mrs)」(既婚女性の敬称)を削除する決定を下した。新しい銘板は今年の「ウィンブルドン」が始まる前に設置されることになった。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

伝統に従い、女子の優勝者の名前には常に敬称が付されていた。例えば、昨年の女子シングルスの優勝者であるアシュリー・バーティ(オーストラリア)の名前は、「ミス・アシュリー・バーティ」と記され、一方で男子シングルスの優勝者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の名前は「N.ジョコビッチ」と記されていた。だが今後は敬称が外れ、名前も男子選手同様にイニシャルで表記される。

さらに変更された点は、既婚の女子選手の場合は夫の苗字が名前として記されていた点。1981年に女子シングルスで優勝したクリス・エバート(アメリカ)は、当時ジョン・ロイド(イギリス)と結婚していたため、銘板には「ミセスJ.M.ロイド」と記されていた。それが今回の変更により、彼女の名前の表記は「C.エバート・ロイド」となる。

テニス界のレジェンドであるビリー・ジーン・キング(アメリカ)はこの決定を称賛し、「“ウィンブルドン”が重要な変化を遂げているのを見るのは素晴らしい気分」とTwitterに投稿した。

これに先立ち、「ウィンブルドン」では主審が女子選手に敬称をつけて呼ぶ伝統を廃止していた。ジョコビッチはこれに関して「独特で特別」と述べ、変更されることに驚いたと語っていた。「正直に言うと、僕がこれについてどう感じているのかわからない。この伝統はとても独特でとても特別だと思っていた。素敵なものだと思っていたよ」

ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が今年の「ウィンブルドン」ではランキングポイントを付与しない決定を下したことを受け、かなりの数の変更が加えられた。これらテニス協会は、「ウィンブルドン」を運営するAELTC(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)とLTA(イギリステニス協会)がウクライナでの戦争を理由にロシアとベラルーシの選手の出場を禁止したことに抗議して、この決定を行った。

ブノワ・ペール(フランス)や大坂なおみ(日本/フリー)、ダビド・ゴファン(ベルギー)らを含む複数のテニス選手たちが、この動きを批判している。しかし、前年度覇者であるジョコビッチはこの決定を支持し、大会は「過ち」には結果が伴うということを知るべきだと発言。

「総合的に見れば、選手たちが男子テニスの統括機関であるATPと団結して、グランドスラムに対して示しをつけたことを嬉しく思うよ。知ってのとおり、過ちが起こった時には、つまり今回“ウィンブルドン”側で実際あったわけだけれど、それに何らかの結果が伴うということを、我々は示さなければならない」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ウィンブルドン」でのバーティ
(Photo by Peter Nicholls - Pool/Getty Images)

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