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サカーリ、ケルバーも敗退。混合ダブルスでマレー/ビーナス組が勝利[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」でのビーナスとジェイミー・マレー

現地7月1日の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会5日目、女子シングルスではグランドスラムチャンピオンを含むシード選手たちが4回戦進出を逃した。また、混合ダブルスが始まっている。「ウィンブルドン」公式ウェブサイトが伝えた。

3回戦で敗れてしまったシード選手の一人は、第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)。「全仏オープン」と「全米オープン」では準決勝、「全豪オープン」でも4回戦まで進出しているが、「ウィンブルドン」では過去5回の挑戦でも3回戦より先に進んだことがなく、今回も世界ランキング103位のタチアナ・マリア(ドイツ)にストレート負けでベスト16入りを果たせなかった。

勝利したマリアはグランドスラム初の4回戦進出。2015年の「ウィンブルドン」で一度だけ3回戦に勝ち進んでいたが、2019年以降は1勝もできていなかった。2人の娘を持つ34歳のマリアは「ベスト16入りは初めてだから、すでに凄いことね。サカーリに勝てたというのも大きいわ。試合の最初から最後までいいプレーができたと思う。今年の“全豪オープン”では彼女に負けたけど、接戦だったから自信が持てたの。賢くプレーできたら勝てると思っていたわ」

2018年の「ウィンブルドン」を含むグランドスラム3大会で優勝経験のある第15シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)も、第24シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に敗れて1週目で姿を消すことに。メルテンスは1年以上にわたってトップ20選手に勝てていなかったが、ケルバーに対しては2019年の「WTA1000 ドーハ」ですでに勝利していた。さらにメルテンスは2回戦で相手に2度マッチポイントを握られながらも逆転勝利を収めていたが、それがこの試合で生きたと説明する。「リードされていても盛り返すことができると知っていることは、メンタル的に大きいわ」

ノーシード勢では、世界55位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)が好調だ。前哨戦の「WTA250 バッドホンブルク」で優勝し、その時から連勝中のガルシアは、2回戦で第10シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、3回戦で第33シードのジャン・シューアイ(中国)を下し、連勝を8に伸ばしている。「ウィンブルドン」で4回戦に進むのは、2017年に続いて2回目だ。また、第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)もベスト4入りした2018年大会以来となる4回戦進出を果たしている。

地元イギリス勢では、世界121位のヘザー・ワトソン(イギリス)が初の4回戦進出。18歳だった2010年から「ウィンブルドン」に出場しているワトソンだが、これまでは3回戦の壁を越えられなかった。初出場から12年経った今回ようやく4回戦へと進めたことについて、ワトソンは以下のように述べている。「ここ“ウィンブルドン”と“全豪オープン”で3回戦に何度か進んだことがあるけど、この時をずっと待っていたの。これ(4回戦進出)がここ10年の私にとって目標だった」

女子ダブルスでは、第5シードの柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)/エイジア・ムハメッド(アメリカ)ペア、第8シードの青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)ペアがそれぞれストレート勝ちで3回戦へ進んでいる。

そしてこの日から混合ダブルスがスタート。ダブルス世界46位のマクラクラン勉(日本/イカイ)も青山のパートナーであるチャンと組んで出場したが、シングルスでも好調なオスタペンコとダブルス世界12位のロベルト・ファラ(コロンビア)による第7シードのペアにフルセットで敗れた。

グランドスラムの混合ダブルスで5度優勝のジェイミー・マレー(イギリス)と2度優勝のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が組んだ注目ペアは、マイケル・ビーナス(ニュージーランド)/アリシア・ロソルスカ(ポーランド)ペアに第2セットをタイブレークの末に奪われたものの、フルセットで勝利した。昨年の8月以来の公式戦となったビーナスは、もともと「ウィンブルドン」に出場する予定はなかったが、同じように長期離脱していた妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が「WTA500 イーストボーン」のダブルスで復帰し、「ウィンブルドン」でシングルスに出場したことに刺激を受け、考えを変えたという。「ウィンブルドン」のシングルスで5回、女子ダブルスで6回優勝しているビーナスは、混合ダブルスでも栄冠を手にすることができるだろうか。

大会5日目、女子シングルスと女子ダブルス、混合ダブルスの主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【3回戦】

●ディアン・バリー(フランス) 2-6 3-6 〇オンス・ジャバー(チュニジア)[3]

●マリア・サカーリ(ギリシャ)[5] 3-6 5-7 〇タチアナ・マリア(ドイツ)

●イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア) 6-3 1-6 1-6 〇エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[12]

●アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[15] 4-6 5-7 〇エリース・メルテンス(ベルギー)[24]

●ジャン・シューアイ(中国)[33] 6-7(3) 6-7(5) 〇カロリーヌ・ガルシア(フランス)

〇ヘザー・ワトソン(イギリス) 7-6(6) 6-2 ●カーヤ・ユバン(スロベニア)

<女子ダブルス>
【2回戦】

●ハン・シンユン(中国)/ジュ・リン(中国) 1-6 4-6 〇エイジア・ムハメッド(アメリカ)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)[5]

〇青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)[8] 6-1 6-4 ●Naiktha Bains(イギリス)/Maia Lumsden(イギリス)

●アネット・コンタベイト(エストニア)/シェルビー・ロジャーズ(アメリカ) 6-7(8) 3-6 〇バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)[2]

〇ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ジュリアナ・オルモス(メキシコ)[3] 7-5 3-6 6-3 ●マルタ・コスチュク(ウクライナ)/テレザ・マルティンコバ(チェコ)

<混合ダブルス>
【1回戦】

〇ロベルト・ファラ(コロンビア)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[7] 7-5 3-6 6-1 ●マクラクラン勉(日本/イカイ)/チャン・ハオチン(台湾)

〇ジョニー・オマラ(イギリス)/Alicia Barnett(イギリス) 6-2 3-6 7-5 ●マルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/ジュリアナ・オルモス(メキシコ)[5]

〇マテ・パビッチ(クロアチア)/サーニャ・ミルザ(インド)[6] 6-4 3-6 7-6[10-3] ●ダビド・ベガ エルナンデス(スペイン)/ナテラ・ザラミゼ(ジョージア)

●マイケル・ビーナス(ニュージーランド)/アリシア・ロソルスカ(ポーランド) 3-6 7-6(3) 3-6 〇ジェイミー・マレー(イギリス)/ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのビーナスとジェイミー・マレー
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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