ニュース News

試合中に失神したボールボーイを選手が介抱

「ウィンブルドン」でのバレージ

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、世界ランキング141位のジョディ・バレージ(イギリス)が失神したボールボーイを介抱する場面があった。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

ワイルドカード(主催者推薦枠)として出場していた23歳のバレージと元世界23位のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)が対戦した1回戦は、ツレンコが第1セットを2-5でリードしたところで雨のために1時間以上中断された。雨が止んで試合が再開した後、第2セットの序盤にバレージはサイドラインで気を失っているボールボーイに気づき、急いで駆け寄って彼の体調を確認。すぐさまベンチに戻って自分のスポーツドリンクとチューブ状の栄養食品をその子に与えた。だが、バレージ自身も「美味しいものではない」と言う栄養食品を男の子がうまく食べられずにいると、近くの観客がPercy Pigsという、イギリスで人気のあるフルーツ味のグミキャンディを差し出した。

バレージは数分間にわたって男の子に話しかけながらメディカルチームの到着を一緒に待ち、スタッフに連れられて男の子が会場を後にした際には、会場から温かい拍手を送られている。試合を中継していた英BBCのコメンテーターも「誰よりも先に気づき、駆け寄ったジョディ・バレージに脱帽」と褒め称えた。少年は幸い、大事には至らなかったという。

結局バレージはその試合に2-6、3-6で敗れている。試合後の記者会見でバレージは「私はただ、誰でもするような反応をしただけ。彼がかなりつらそうだったから、できる限りのことをしようと思っただけよ。彼は話すこともままならなくて、見ていてとてもつらかった。私も何度か失神したことがあるの。実はジュニア時代にパニック発作を起こしたことがあって、彼のような状態になったことがあるから、彼がどんな気持ちだったのか少しわかるわ」と話している。

男の子が糖分を必要としていることを咄嗟に察したというバレージ自身も、観客が渡したPercy Pigsが大好きだという。のちにPercy Pigs の公式Instagramがこのニュースを引用し、「さっきはコート上で救助に一役買うことができて良かった…ボールボーイの早い回復を祈っているよ!ジョディ・バレージ、素晴らしい選択だった」とコメントを添えている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのバレージ
(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)

【ウィンブルドン2022】
本大会初!WOWOWオンデマンドで最大10コートを配信
◆放送・配信スケジュールはこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 試合中に失神したボールボーイを選手が介抱