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ジョコビッチの全サーフェスでの強さを、データで分析!

「ATP250 ベオグラード」でのジョコビッチ

元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、屋外での全サーフェス(ハード、グラス、クレー)における争いで別格である。屋外コートで最高の成績を残している選手たちを分析したところ、ジョコビッチたった一人が、全てのサーフェスでポイント獲得率が54%以上という記録を達成していた。使用されたデータは公式記録が残され始めた1991年にまでさかのぼるもので、各サーフェスで最低10試合に出場した全選手のデータが含まれている。ATP(男子プロテニス協会)の公式ウェブサイトが伝えている。

3種類の屋外サーフェスでポイント獲得率54%を突破した選手は以下の通り。

ハードコート
1位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 55.04%
2位:ロジャー・フェデラー(スイス) 54.43%
3位:ラファエル・ナダル(スペイン) 54.06%

グラスコート
1位:ピート・サンプラス(アメリカ) 54.64%
2位:ロジャー・フェデラー(スイス) 54.59%
3位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 54.16%

クレーコート
1位:ラファエル・ナダル(スペイン) 56.28%
2位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 54.10%

ハードで第1位、クレーで第2位、グラスで第3位。ジョコビッチはここ30年以上の間で3種類全ての屋外コートでポイント獲得率54%の壁を突破した唯一の選手であった。これは、ジョコビッチのあらゆるサーフェスへの適応能力の高さを示すものでもある。

興味深いのは、グラスコートの伝説的選手ジョン・マッケンロー(アメリカ)との世代を超えた比較である。もしジョコビッチが今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)で優勝すれば、グラスコートの大会でのタイトル数は8となり、マッケンローの記録と並ぶ。そしてジョコビッチは127戦109勝、マッケンローは141戦121勝となり、両選手のグラスコートでの勝率がきっかり85.8%で同一になるのだ。現在ジョコビッチは「ウィンブルドン」2回戦を突破したところであるため、これを実現させるためには残り5試合を勝ち抜かなければならない。

ジョコビッチを、グラスコートでのサンプラスとフェデラーと比べるとどうだろうか。サンプラスはポイント獲得率ではジョコビッチとフェデラーよりも抜け出しているが、ゲーム獲得率ではジョコビッチはサンプラスよりも上位に来る。

グラスコート:ゲーム獲得率
1位:ロジャー・フェデラー(スイス) 58.66%
2位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 58.34%
3位:ピート・サンプラス(アメリカ) 57.71%

フェデラーとサンプラスは、ジョコビッチと比べるとよりサービスゲームを軸としてグラスコートでの記録を築いているが、リターンポイント獲得率に関してはジョコビッチがこの2人よりもリードしている。

グラスコート:サービスポイント獲得率
第5位:ピート・サンプラス(アメリカ) 72.93%
第8位:ロジャー・フェデラー(スイス) 72.35%
第23位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 70.02%

グラスコート:リターンポイント獲得率
第19位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 39.60%
第47位:ロジャー・フェデラー(スイス) 38.24%
第81位:ピート・サンプラス(アメリカ) 37.14%

グラスコートで素晴らしい記録の数々を残してきたジョコビッチは、今回の「ウィンブルドン」での活躍次第ではデータをさらに豪華なものにする可能性がある。ジョコビッチは7度目となる「ウィンブルドン」でのタイトル獲得と4連覇を狙う立場にあるが、もし再び栄光を掴むことができれば優勝回数でサンプラスと並び、フェデラーの記録にあと一つとなる。歴史を動かすことができるのか、注目だ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP250 ベオグラード」でのジョコビッチ
(Photo by Nikola Krstic/MB Media/Getty Images)

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