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前年ベスト4のフルカチュが初戦敗退。ジョコビッチ、マレーらは2回戦へ[ウィンブルドン]

「ウィンブルドン」でのフルカチュ

現地27日の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)大会初日、雨で試合が何度も中断となる中、男子シングルスでは上位シード勢の多くが順当に勝ち進んだ。一方、前回大会ベスト4だった第7シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)は1回戦敗退を喫している。大会公式ウェブサイトが伝えている。

フルカチュは昨年の大会では準々決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を下してベスト4に進出、今大会の直前には「ATP500 ハレ」で世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)らを破ってグラスコート初タイトルを獲得していた。それを受けて「ウィンブルドン」では優勝候補の一人と見なされていたが、世界ランキング37位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に惜敗。最初の2セットで1回しかブレークチャンスを作れずにセットを落とすと、第3セットでも先にブレークを許し、第9ゲームで3度マッチポイントを握られる。それらのピンチをなんとか逃れてフルセットに持ち込み、最終セットで2度先にブレーク、しかしその都度追いつかれてしまう。結局10ポイントのタイブレークで決着をつけることになり、ミニブレークの数が相手より1回少ないフルカチュが、6-7(4)、4-6、7-5、6-2、6-7[8-10]で敗れた。なお、フルカチュは今大会でサービスエースを一本決める度に100ユ―ロ(約143円)を寄付すると表明していたが、1回戦で決めた本数は21だった。

メドベージェフ、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の不在により第1シードとして出場するノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、積極的なプレーを披露した世界81位のクォン・スンウ(韓国)に第2セットを取られたものの、6-3、3-6、6-3、6-4で勝利。4連覇を果たせばピート・サンプラス(アメリカ)の「ウィンブルドン」優勝回数(7回)に並ぶことになるジョコビッチが、好発進を切った。今回の勝利で「ウィンブルドン」での通算成績を80勝10敗としたジョコビッチは、「僕はもう若手の一人ではないけど、テニスへの愛は自分の中でいまだに燃え続けている。これで80勝に到達したから、100勝を目指したいね」と意欲を見せた。

2013年・2016年に続く3度目の優勝を目指す元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)も2回戦進出。世界74位のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)に第1セットを奪われたが、4-6、6-3、6-2、6-4の逆転勝利を収めた。センターコートでプレーして地元の観客から大きな声援を送られたマレーは、「最高の雰囲気だね。今度どのくらいこのコートに立てるかわからないから、一戦一戦を大事にしたい」と述べている。

第10シードのヤニク・シナー(イタリア)と元世界3位スタン・ワウリンカ(スイス)による対戦は、4セットの末にシナーに軍配。20歳のシナーはこれまで獲得した5つのツアータイトルがすべてハードコートの大会のものと同サーフェスを得意とする一方、グラスコートではそれまで4戦4敗と勝ったことがなかった。「少し時間がかかったけど、2回戦に進むことができて嬉しい」と喜んでいる。

また、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は世界155位のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)とのシーソーゲームを制して2回戦突破。フルセットに持ち込まれた試合は4時間11分に及んだが、本人は「楽しかったね。4時間にわたって素晴らしい戦いができた。芝でプレーするのは好きだよ」と気にしていないようだ。

そのほかには、第20シードのジョン・イズナー(アメリカ)がもうすぐ新たな記録を打ち立てるかもしれない。2010年大会でのニコラ・マウ(フランス)との試合が大会史上最長時間(11時間5分)であるイズナーは、今大会の1回戦で世界206位のエンゾ・クアコー(フランス)を相手に54本のサービスエースを決めた。その結果、ツアーで最も多くのサービスエースを決めた(1万3728本)イボ・カルロビッチ(クロアチア)の記録に40本差としている。

なお、雨の影響で複数の試合が翌日に持ち越されることに。世界118位のダニエル太郎(日本/エイブル)の1回戦もその一つで、大会2日目に開催予定だ。

大会1日目の男子シングルスの主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【1回戦】

〇ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-3 3-6 6-3 6-4 ●クォン・スンウ(韓国)

〇キャスパー・ルード(ノルウェー)[3] 7-6(1) 7-6(9) 6-2 ●アルベルト・ラモスビノラス(スペイン)

●ヤン レナード・ストルフ(ドイツ) 6-4 5-7 6-4 6-7(3) 4-6 〇カルロス・アルカラス(スペイン)[5]

〇アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン) 7-6(4) 6-4 5-7 2-6 7-6[10-8] ●フベルト・フルカチュ(ポーランド)[7]

〇キャメロン・ノリー(イギリス)[9] 6-0 7-6(3) 6-3 ●パブロ・アンドゥハル(スペイン)

〇ヤニク・シナー(イタリア)[10] 7-5 4-6 6-3 6-2 ●スタン・ワウリンカ(スイス)

〇ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア) 3-6 6-4(RET) ●パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[16]

●エンゾ・クアコー(フランス) 7-6(6) 6-7(3) 6-4 3-6 5-7 〇ジョン・イズナー(アメリカ)[20]

〇ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[22] 6-7(4) 7-4(6) 3-6 6-3 6-3 ●ルーカシュ・ロソル(チェコ)

〇アンディ・マレー(イギリス) 4-6 6-3 6-2 6-4 ●ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)

●ブノワ・ペール(フランス) 6-4 1-6 2-6 4-6 〇カンタン・アリス(フランス)

〇タナシ・コキナキス(オーストラリア) 7-6(5) 6-2 7-5 ●カミル・マイクシャク(ポーランド)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのフルカチュ
(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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