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グランドスラム連続出場の途絶えたロペス、フェデラーの記録に並ぶ

2020年「ATPカップ」でのロペス

現在40歳、テニスの世界ランキング214位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)は、来週から開催される「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)の本戦出場が決まり、素晴らしい記録で元世界王者と肩を並べることになった。テニスメディアTennisupdate.comなど複数メディアが報じている。

ロペスは、元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が欠場となったことにより、繰り上がりで本戦出場となった。これはロペスにとって81回目のグランドスラム本戦出場で、元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)と並ぶ史上最多記録だ。ロペスがグランドスラムに初出場したのは21年前、2001年の「全仏オープン」でのことだった。

今年の「全仏オープン」では、ロペスは予選の1回戦で世界165位のジャン マルコ・モローニ(イタリア)に敗退。2002年の「全仏オープン」から続けてきたグランドスラム79大会連続出場という輝かしい記録は、そこで途絶えることとなった。だが今回の「ウィンブルドン」出場で、ロペスは通算の出場回数でフェデラーに並ぶと同時に、4つのグランドスラムすべてに20回以上出場したただ一人の選手となる。

1997年にプロに転向した左打ちのロペスは、2015年3月にキャリアハイの世界12位に到達。シングルス7大会、ダブルス6大会で優勝しており、その中には現在はラファエル・ナダル(スペイン)のチームスタッフとなっているマルク・ロペス(スペイン)と組んでの2016年「全仏オープン」ダブルスのタイトルも含まれている。グランドスラムのシングルスでは4度ベスト8に進出しているが、そのうち3度は「ウィンブルドン」でのものだ。

同じ1981年生まれのロペスとフェデラーの素晴らしいキャリアが、一日でも長く続いて欲しい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「ATPカップ」でのロペス
(Photo by Paul Kane/Getty Images)

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