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ウィンブルドン初制覇に最も近い3人の選手とは?

「ATP500 リオデジャネイロ」でのベレッティーニ

「ウィンブルドン」は過去20年間、「ビッグ4」に牛耳られてきた。2003年以来、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)の4人以外に、ここで男子シングルスを制した選手はいない。だが今年、フェデラーは昨年の右膝の手術以来復帰しておらず、今大会を欠場。長く怪我に苦しんできたマレーはベスト8に進出した2017年大会以降は、グランドスラムでシード権を得られていない。

ナダルは出場を表明したが、足の痛みは大きな不安材料だ。ジョコビッチは新型コロナワクチン未接種のために多くの大会に出場できず、継続的にプレーできていない。今年ここまでに獲得したタイトルが「ATP1000 ローマ」1つだけというのは、ジョコビッチらしからぬ戦績だ。そしてジョコビッチは、ローマ大会後に「全仏オープン」準々決勝でナダルに敗れた。さらに「ウィンブルドン」には、他の芝の大会に一つも出場せずに臨むことになる。

この状況は、他の選手たちにここ20年間なかったチャンスを与えることになるかもしれない。初優勝を虎視眈々と狙う3人の選手を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

3.フベルト・フルカチュ(ポーランド)
25歳、世界ランキング10位のフルカチュは、昨年「ウィンブルドン」の準々決勝でフェデラーを倒し、テニスファンを驚かせた。そして先週「ATP500 ハレ」で、初めてグラスコート大会でタイトルを獲得。第5シードだったフルカチュは準々決勝で第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を、準決勝でグラスコートを得意とする元世界13位のニック・キリオス(オーストラリア)を、そして決勝では世界王者ダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-1、6-4のストレートで下した。これにより、フルカチュはグラスコートで注目されるべき存在であることを証明して見せた。

フルカチュの強烈なサーブ、フラットで重いグラウンドストローク、そしてネット際でのラケット捌きのうまさは、芝コートで脅威となるための大きな武器だ。また彼は、過去18ヶ月の間に大きく進歩している。昨年のこの大会でベスト4に進出したフルカチュは、今年大きなタイトルを掴むことができるだろうか。

2.マリン・チリッチ(クロアチア)
素晴らしいサーブを持つチリッチは、「ウィンブルドン」前の大会で調子を上げている。過去2回優勝している「ATP500 ロンドン」では準決勝に進出。同大会での通算勝利数を35に伸ばして、現役選手の中で最多となった。また「全仏オープン」でもベスト4進出を果たし、これは全仏では自身初、グランドスラムでは2018年「全豪オープン」での決勝進出以来の好成績であった。

そして「ウィンブルドン」では2017年に準優勝を果たしており、チリッチのグラスコートでの強さは既に実証済みだ。現在の好調さを考えれば、「全仏オープン」以上の結果が期待できるのではないだろうか。

1.マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)
26歳、世界11位のベレッティーニは、今年3月に利き手である右手の手術を受けた。だが今月、復帰した途端に「ATP250 シュトゥットガルト」で優勝。続いてディフェンディングチャンピオンとして臨んだ「ATP500 ロンドン」も制し、オープン化以降で初めてロンドン大会で初出場から2連覇を果たした選手となった。

強烈なサーブとフォアハンドを持つベレッティーニはどのサーフェスでも手強い相手だが、効果的に使うスライスとネットプレーはグラスコートでは格別に有効だ。2019年以降、ベレッティーニはグラスコートで出場した7大会中4大会で優勝という驚異的な成績を残している。昨年の準優勝、前哨戦2大会での連続優勝を見れば、ベレッティーニは今回の「ウィンブルドン」で最有力の優勝候補の一人と言えそうだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 リオデジャネイロ」でのベレッティーニ
(Photo by Buda Mendes/Getty Images)

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