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フェデラーをGOATと呼んだ5人とは…ナブラチロワも?!

2021年「ウィンブルドン」でのフェデラー

ロジャー・フェデラー(スイス)は間違いなく世界中にその名を知られたテニス選手の一人だ。フェデラーは数多くのアスリートの中でも特に人気があり、世界中に数えきれないほどのファンがいる。

ピート・サンプラス(アメリカ)が持っていた14回というグランドスラム男子シングルス最多優勝記録を最初に更新したのはフェデラーだった。グランドスラム20回優勝を初めて達成したのもフェデラーだ。現在は、フェデラーとノバク・ジョコビッチ(セルビア)が歴代2位の20回で並び、ラファエル・ナダル(スペイン)が22回で歴代1位の記録を保持している。

ビッグ3と呼ばれる3人の選手の中で、最も早くテニス界で実力を発揮し始めたのはフェデラーだった。フェデラーは2003年の「ウィンブルドン」でグランドスラム初優勝を飾り、15年後、2018年の「全豪オープン」で20回目のグランドスラムタイトルを手にした。元世界王者のフェデラーは、「全豪オープン」6回、「全米オープン」5回、「全仏オープン」1回、そして「ウィンブルドン」では最多記録の8回の優勝を遂げている。

フェデラーはこれまでマスターズ1000大会で28回優勝している。310週もの間世界王者として君臨し、世界ランキング1位連続在位週数は史上最長の237週を記録。「ATPファイナルズ」では最多の6回優勝を飾っている。

さらに、2014年の「デビスカップ」優勝や、「ホップマンカップ」3度優勝など、チーム戦でも優勝に大きく貢献。2008年の「北京オリンピック」ではスタン・ワウリンカ(スイス)とペアを組み、男子ダブルスで金メダルを獲得した。シングルスでは、2012年の「ロンドンオリンピック」で銀メダルを獲得している。

フェデラーは、ジミー・コナーズ(アメリカ)が持つATP大会最多優勝記録(109回)まであと6回に迫っている。ナダルやジョコビッチに対戦成績では劣っているものの、フェデラーは、現代テニスに変革をもたらした選手として称賛されている。

フェデラーのプレースタイルは、芸術的、優雅、バレエのようなどと表現される。マドリードの実験的な青色のクレーでも、「全豪オープン」の新旧ハードコートでも、バーゼルのカーペットコートでも、フェデラーは様々なサーフェスで成功を収めてきた。

今回は、フェデラーをGOAT(=史上最も偉大な選手)と呼んだ5人を紹介しよう。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

1. スタン・スミス(アメリカ)
シングルスとダブルスの両方で世界一になった経験を持つスミスは、シングルスで2回、ダブルスで5回グランドスラムタイトルを手にした。1970年に初めて行われたシーズン末の最終戦[現在の「Nitto ATPファイナルズ」]で優勝した選手でもある。2020年にイタリア紙Corriere della Seraの取材に答えたスミスは、フェデラーがGOATである理由について次のように語った。

「僕の中の歴代ランキングでは、ロッド・レーバー(オーストラリア)やラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、ピート・サンプラス、そしてビヨン・ボルグ(スウェーデン)より上にロジャー・フェデラーを置いているよ」とスミス。「昔は、テニスは今とは異なっていた。木製のラケットを使っていてパワーが弱く、遅かった。ラケットの中心でボールを打たなければ、ミスしていた。木製のラケットで今と同じような成功を収めることができるのはロジャー・フェデラーだけだと思っている。彼は、僕らのようにクリーンでフラットなプレーをするからね」

2. トッド・ウッドブリッジ(オーストラリア)
過去最高のダブルス選手との呼び声も高いウッドブリッジは、グランドスラムのダブルスで16回、混合ダブルスで6回、優勝トロフィーを獲得している。ダブルスの元世界王者であるウッドブリッジは、現在は豪ナイン・ネットワークのスポーツキャスターとして活躍している。2021年3月、アメリカのテニス専門メディアTennis Channelのインタビューで、ウッドブリッジはGOATを選ぶ基準は数字だけではないと持論を展開した。

「もし僕が最も偉大な選手を選ぶなら、ロジャー・フェデラーだね。僕にとってロジャーは、これまで見てきた中でも、あらゆるコートで最も優れた選手だからさ。もしラファエル・ナダルが圧倒的強さを見せていなかったら、彼はもっと”全仏オープン”で優勝していただろう。そして、グランドスラム優勝数もさらに多かったはずだ」

「テニスの基本的な部分、フォアハンド、バックハンド、フットワーク、ネットへのアプローチ、コート全体の使い方を見ることで、僕たちが話題にする史上最も偉大な選手の勝者が決まるんだ」

3. グスタボ・クエルテン(ブラジル)
元世界王者のクエルテンは、「全仏オープン」で3度の優勝経験を持つ。2004年「全仏オープン」3回戦でフェデラーをストレートで下したクエルテンは、同年のグランドスラムでフェデラーに唯一土をつけた選手となった。

2019年、「全仏オープン」が企画しオンラインで開催されたファンとのQ&Aセッションで、クエルテンは誰がGOATだと考えているかと質問を受けた。それに対し、クエルテンは他のビッグ3のジョコビッチやナダルよりフェデラーが優れていると答えた。

「グラスではフェデラー、クレーではナダル、ジョコビッチはハードコートかな?もし、もっと詳しく比較をするとしたら、タイトルや功績を考慮することになるだろう。そうすると、フェデラーが際立っている。彼は、最も長く現役を続けている選手でもある」

4. マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)
ナブラチロワは、テニス界でも特に素晴らしい功績を残した選手の一人だ。グランドスラムでは59回(シングルス18回、ダブルス31回、混合ダブルス10回)の優勝を果たしたナブラチロワは、これまで3人しかいないボックスセット(全てのグランドスラム大会のシングルス、ダブルス、混合ダブルスで優勝)を達成した選手の一人である。2018年のローレウス世界スポーツ賞の授賞式で、ナブラチロワはフェデラーを世界で最も偉大な選手と呼んだ。

「あなたは素晴らしい能力と姿勢でテニスをプレーし、私たち全員を鼓舞してくれます。私たちは、あなたを世界で最も偉大な選手と宣言することを非常に誇りに思います」

2018年の「全豪オープン」決勝の前にも、ナブラチロワはフェデラーを絶賛していた。

「(フェデラーを破るには)ロジャーの平均的なテニスより上手くプレーしなければならないけれど、ロジャーの最高のテニスは誰よりも優れていると思うわ」

5. セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
セレナを女子テニス界のGOATと呼ぶ人は多い。セレナはこれまでの現役生活で、グランドスラムのシングルスで23回、ダブルスで14回、混合ダブルスで2回優勝を飾っている。セレナは世界女王として計319週を過ごし、うち186週は連続で世界1位に在位した。2021年5月、史上最も偉大な選手は誰だと思うかと聞かれたセレナは、迷いなくフェデラーを選んだ。

「2つの単語でまとめられると思う。ロジャー・フェデラーよ。彼は偉大さと品格そのもの。テニスを本当に変えた人だわ。今では多くの選手が彼のようにプレーして、彼のように動いて、彼のテクニックを使っている。彼は天才よ。彼こそが最も偉大な選手だと思うわ。彼を嫌うことは不可能だと感じる。彼のプレーはとても素晴らしい。私も彼のようにプレー出来たらと思うわ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ウィンブルドン」でのフェデラー
(Photo by AELTC/Jed Leicester - Pool/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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