27日より始まる本戦に先駆けて、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)の予選がスタート。世界ランキング272位の杉田祐一(日本/三菱電機)は予選1回戦で敗退となった。大会公式ウェブサイトが報じている。
現地20日に行われた予選1回戦で、杉田は世界211位のフェデリコ・ガイオ(イタリア)と対戦。杉田は初めて当たったガイオに対して、第1セットの第2ゲームで得たブレークチャンスは逃したものの、第4ゲームでは相手のサービスゲームを破って3-1とリードする。しかしそこから4ゲームを連取されて3-5となり、そのまま第1セットを落とした。第2セットでは0-4のビハインドとなり、その差を取り返せないまま、4-6、2-6のストレートで敗れている。杉田は3本のサービスエースを含めて18本のウィナーを決めたが、ガイオのウィナーはそれより7本多い25本。アンフォーストエラーの数では逆に杉田の方が10回多い25回を記録してしまった。
杉田が「ウィンブルドン」の予選に出場するのはこれが9回目。2014年・2015年・2019年に予選を突破して本戦へと勝ち進んでいた。その3回を含めて本戦は6回経験しており、世界44位として出場した2017年に2回戦進出を果たしていた。
昨年9月、杉田は「全米オープン」1回戦で敗れた後で、自分を見つめ直すために一旦ツアーから離脱。それから半年後の今年3月に戻ってくると、ツアーの予選やチャレンジャー大会に出場したが、復帰後の9試合で1勝のみ。先月末からグラスコートの大会でプレーしていたものの、3試合続けて初戦敗退に終わっていた。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「全米オープン」での杉田
(Photo by Al Bello/Getty Images)
【ウィンブルドン2022】
本大会初!WOWOWオンデマンドで最大10コートを配信
◆詳細はこちら>>