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今シーズン自国開催の大会で優勝した5人の選手とは?

「ATP500 バルセロナ」でのアルカラス

2022年、男子テニス界の有望な若手選手たちが何人も優勝を果たしている。特に自国で栄冠を手にした選手たちは、地元のファンたちの大きな応援を受け、喝采を浴びることになる。先日セルトーヘンボス大会で初優勝を遂げたティム・ファン レイトーフ(オランダ)もその一人だ。スポーツウェブメディアSportskeedaが、今シーズンに自国開催の大会で優勝した5人の選手を紹介している。

1.ティム・ファン レイトーフ(オランダ) [ATP250 セルトーヘンボス]
大会開始時に世界ランキング205位だったファン・レイトーフは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場権を得た。そして彼は決勝で、のちに世界王者に返り咲いたダニール・メドベージェフ(ロシア)をストレートで破ってツアー初優勝を遂げた。さらに驚くべきことは、ファン レイトーフはこの大会の前まで、ツアー大会で1勝もしたことがなかったのだ。

だが25歳のファン レイトーフは2回戦で第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を、準決勝で第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を、そして決勝で第1シードのメドベージェフを倒してトロフィーにたどり着き、大喜びの自国の観客たちからスタンディングオベーションを贈られた。

2.カルロス・アルカラス(スペイン) [ATP500 バルセロナ、ATP1000 マドリード]
シーズン開始から5ヶ月足らずの間に、アルカラスは4大会で優勝。そのうち2つは母国スペインで開催されたものだった。1つ目の「ATP500 バルセロナ」は、これまで同国の先輩ラファエル・ナダル(スペイン)が12回優勝という圧倒的な強さを見せてきた大会だ。アルカラスは同大会の前に「ATP1000 モンテカルロ」で、同世代ライバルであるセバスチャン・コルダ(アメリカ)によって初戦敗退という苦汁を飲まされていた。

だがバルセロナ大会に第5シードで出場したアルカラスは、準々決勝で第1シードのモンテカルロ大会覇者ステファノス・チチパス(ギリシャ)を、準決勝で第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を、決勝で第8シードの同胞パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を破って優勝し、18歳にして世界ランキングトップ10入りを果たした。

そしてアルカラスは続くマドリード大会で自国開催の2大会連続優勝を飾るのだが、この時には世界4位のナダル、世界1位だったノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と、トップ10選手を3人連続で下してのタイトル獲得だった。

3.テイラー・フリッツ(アメリカ) [ATP1000 インディアンウェルズ]
フリッツのインディアンウェルズ大会優勝は、今季ここまでで最大の番狂わせの一つだ。第20シードだったフリッツは何度も苦境を切り抜けながら準決勝に勝ち進むと、第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にストレートで勝利。足首を痛めていたフリッツはチームスタッフらから棄権を勧められたが、「頑固な性格」を自認する彼は痛みをおして出場。自国選手の決勝進出に沸く観客たちの大きな後押しに支えられ、ナダルとの決勝を制してキャリア最大のタイトルを手にしたのだった。

4.ライリー・オペルカ(アメリカ) [ATP250 ダラス、ATP250 ヒューストン]
世界18位のオペルカは、今季自国で優勝したもう一人のアメリカ人選手だ。2月のダラス大会では準決勝で第3シードの同胞ジョン・イズナー(アメリカ)に、決勝でも第4シードの同胞ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)に勝利。イズナーとの試合の第2セットでは、ATPツアーの男子シングルスで最長記録となる46ポイントのタイブレークを制した。

そして4月にはヒューストン大会の準決勝でニック・キリオス(オーストラリア)を、決勝で第4シードのイズナーを下して優勝。イズナー戦ではまたも歴史を作ったのだが、今度はオープン化以降で最も高身長の決勝という記録だった(オペルカ211cm、イズナー208cm)。

5.タナシ・コキナキス(オーストラリア) [ATP250 アデレード2]
今季、自国で優勝した最初の選手はコキナキスだった。当時世界145位だったコキナキスはワイルドカードで出場し、2回戦で第2シードのイズナーを6-7(5)、7-6(5)、7-6(4)という激闘の末に破ると、その後の3試合もすべてフルセット、タイブレークを含む接戦を制し、世界160位のアレキサンダー・ブキッチ(オーストラリア)、第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、世界58位のアルトゥール・ リンデルネック(フランス)を倒して優勝。

長い間怪我に苦しめられてきたコキナキスは、自分が生まれた町でツアー初優勝を遂げたのだった。その後、コキナキスは同胞キリオスと組んで「全豪オープン」男子ダブルスに出場し、初めてのグランドスラムタイトルを手にしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」でのアルカラス
(Photo by David Ramos/Getty Images)

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