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ナダルがATPの新戦略を支持。最後に驚きの提案も!?

2022年「全豪オープン」でのナダル

ATP(男子プロテニス協会)は先日、2023年から男子テニスを新たな高みへと導くための改革計画、「OneVision」を発表した。それについて、元世界王者でATP選手協議会メンバーでもあるラファエル・ナダル(スペイン)とATPのアンドレア・ガウデンツィ会長が語り合っている。ATP公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じた。

この「OneVision」は大きく分けて2つのフェーズから構成されており、まずは大会の財務諸表が監査を受けることによる財政面の透明化や、利益分配方式の見直し、マスターズ大会の拡大などが来年初めから導入される予定だ。会長が「これは大きな分岐点になると思う。選手と大会側の信頼関係を高め、大会が成功して選手は多くの賞金を受け取ることができるようになるはずだ」と語ると、ナダルは「WIN-WINの方法だね」と評価。

マスターズ大会の多くが2023年から徐々に開催期間と規模を拡大することにより、このレベルの大会の賞金は2025年までに1500万ドル(約20億円)以上増えると見込まれている。また、年末のボーナスプールはおよそ2倍に膨らみ、対象者が現在の上位12人の選手から上位30人まで広がるという。大会の成功に基づく新しい利益分配の措置も講じられ、140人以上の選手がさらなる経済的支援を受けられる可能性がある。

ナダルと会長は、各大会の運営側は互いに張り合うよりも協力し合うべきだと主張している。サッカーやアメリカンフットボール、ゴルフといったほかのスポーツこそがテニスのライバルだという会長の言葉にナダルが賛同。「同感だね。僕たちは身内同士で張り合うことで多くのエネルギーを浪費してしまっているんだ」

マスターズ大会が今後段階的に拡大していくことについては、スケジュールの問題や選手の疲労を気にする声もあがっているが、ナダルは好意的に見ている。「マスターズ大会は大きなイベントだ。僕個人はグランドスラムとそれ以外の大会の差がかなりあるように感じるけど、これからはほかの大会をグランドスラムの規模になるべく近づけて、プロモーションを行うことが重要だと思う。大会をどんどん大きくしていくことが必要だね」

ナダルはその流れで、毎年1月から11月まで続くテニスのスケジュールを一年フルにしてみてはどうかと提案。「その方がより多くの選手にチャンスをもたらすと思う」と言いつつも、選手がランキングの落ちる心配をすることなく休養できる期間を設けることも大切だとして、そのバランスをどう取るかが重要だということで会長と意見が一致していた。

※為替レートは2022年6月16日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「全豪オープン」でのナダル
(Photo by James D. Morgan/Getty Images)

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