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ゴルフ、受勲、ライオン・キングで氷水にダイブ？！元世界女王バーティの週末は大忙し
今年の３月、惜しまれつつも25歳の若さで現役引退を発表した元世界女王のアシュリー・バーティ（オーストラリア）。そんな彼女の生活は引退後も大忙しのようだ。WTA（女子テニス協会）の公式ウェブサイトが伝えている。
6月10日（金）、プロサーファーのミック・ファニングによるチャリティー・ゴルフイベントに参加したバーティ。さすがの腕前で華麗なトリックショットを決めると、興奮したチームのメンバーがやってきて“シューイ”で祝福。“シューイ”とは靴を器にしてお酒を飲むことで、オーストラリアでは馴染みのある儀式のようなもの。見慣れないのでちょっと汚い（？）気もするが、バーティたちはいたって楽しそうだ。
さらに12日（日）、バーティはオーストラリア勲章（AO）を受勲。これは、1975年2月14日に女王エリザベス2世によって創設された勲章で、オーストラリア人にとって最高の称賛の一つともいわれている。3度のグランドスラム制覇（シングルス）を含む卓越したテニスでの功績およびスポーツ界への貢献、そして青少年育成に関する活動が評価され、今回の受勲に至ったようだ。
受勲を受けて、バーティは「オーストラリアのために素晴らしいことをしている人が大勢いて、他のすべての受勲者の自国への貢献が認められたことを祝福したいと思います。自分としては、謙虚で敬意に溢れる、親切で人助けができる、そんなオーストラリア人としての価値観を大切にしていきたいです」とコメント。母国への深い愛情が伝わってくる。
そんなバーティ、さらに翌日13日（月）には今回で8回目の開催となるチャリティーイベント「The Big Freeze」に姿を見せた。運動ニューロン疾患という病への意識向上と、治療のための資金調達を目的としたイベントで、彼女をはじめとした各界の著名人8名の呼びかけにより目標としていた200万オーストラリアドル（約1億8600万円）を上回る寄付を集めている。
そのイベントの一環として、ディズニーアニメ『ライオン・キング』に登場するヒヒのキャラクター・ラフィキの着ぐるみを着たバーティが、ウォータースライダーに挑戦。氷水のはられたプールにドボンと飛び込むと、あの有名なアニメのシーンさながらに、抱えていたシンバのぬいぐるみを掲げて、会場を大いに盛り上げた。
圧倒的強さで121週に渡り世界女王の座についていたバーティは、引退後もアグレッシブ。そんな彼女から、今後もますます目が離せない。
※為替レートは2022年6月15日時点
（WOWOWテニスワールド編集部）
※写真は2019年「全仏オープン」でのバーティ
(Photo by TPN/Getty Images)
