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メドベージェフが再び世界王者に!錦織は2010年以来の100位圏外へ

2021年「ATP500 ハレ」での錦織

ATP(男子プロテニス協会)は13日、最新の世界ランキングを公表した。現在リハビリに励んでいる錦織圭(日本/ユニクロ)は、先週から順位を20下げて104位となった。錦織がトップ100を下回るのは2010年11月以来のこと。

今週、昨年の「全仏オープン」でのポイントが失効したことにより、前回大会覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2,000ポイントを失い1位から3位へと順位を落とした。それにより世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)と世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がそれぞれ順位を1つ上げ、前者は約3ヶ月ぶりに世界王者に返り咲き、後者は初めて2位に到達。

また、前回大会の準優勝者であるステファノス・チチパス(ギリシャ)は1,155ポイントを失ったことにより順位を1つ落とし6位へと後退。その影響で先週キャリアハイの6位を記録していたキャスパー・ルード(ノルウェー)は、今週5位に浮上し、2週連続でキャリアハイを更新した。昨年の5月以来勝利のない元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)は、198位から352位へと順位を落とし約9年ぶりにトップ200圏外へと陥落した。

ツアーは先週からグラスコートシーズンが開始。「ATP250 セルトーヘンボス」(オランダ・セルトーヘンボス/6月6日~6月12日/グラスコート)では、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界205位のティム・ファン レイトーフ(オランダ)が決勝で第1シードのメドベージェフを6-4、6-1で破りツアー初タイトルを手にした。25歳のファン レイトーフは試合後「僕にとって初めてのことだから、慣れるまでに少し時間がかかるね。夢のような一週間だった。いつものようにふるまい続け、大騒ぎせず謙虚に今週を過ごしてくれたチームに感謝したい」とコメント。順位は99アップの106位となり、キャリアハイを4月に記録した175位から大幅に更新している。

前回チャンピオンのアドリアン・マナリノ(フランス)は準決勝で敗れ、連覇とはならず順位を2ダウンさせ72位に。同じくベスト4入りとなった第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は、9位をキープ。ベスト8勢ではブランドン・ナカシマ(アメリカ)が順位を64位からキャリアハイの54位へと伸ばした。

「ATP250 シュトゥットガルト」(ドイツ・シュトゥットガルト/6月6日~6月12日/グラスコート)では、右手を手術し今大会でおよそ3ヶ月ぶりの復帰を果たした第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がシーズン初タイトルを獲得。同大会では2019年大会以来2度目の優勝となったベレッティーニは「信じられないよ。もちろん優勝は目標にしていたけど、本当に厳しいと思っていたんだ。ベストなテニスができたとは思っていないけど、だからこそ、より自分を誇りに思うよ。精神的にとてもタフだった。一生懸命戦ったし、このタイトルはとても意味のあるものだ」と喜びを語った。順位は変わらず10位をキープしている。

決勝でフルセットの末に敗れて惜しくも準優勝となったアンディ・マレー(イギリス)は、これでキャリア通算70回目の決勝の舞台にたどり着いたことになる。順位は68位から47位へと浮上し、2018年5月以来にトップ50へ返り咲いた。

4月の「ATP250 ヒューストン」以来の大会出場となったニック・キリオス(オーストラリア)は準決勝でマレーに敗れたが、順位は13アップの65位に。同じく準決勝まで駒を進めたオスカー・オッテ(ドイツ)は、61位から51位へと順位を伸ばしてキャリアハイを更新。

日本人では、西岡良仁(日本/ミキハウス)が102位のままで、錦織を抜いて日本人ナンバー1に。ダニエル太郎(日本/エイブル)は、順位を18ダウンさせ127位となった。

◇   ◇   ◇

【6月13日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ↑ (2) ダニール・メドベージェフ(ロシア) 7,950
2. ↑ (3) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 7,075
3. ↓ (1) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 6,770
4. ← (4) ラファエル・ナダル(スペイン) 6,525
5. ↑ (6) キャスパー・ルード(ノルウェー) 5,050
6. ↓ (5) ステファノス・チチパス(ギリシャ) 4,945
7. ← (7) カルロス・アルカラス(スペイン) 4,893
8. ← (8) アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 4,125
9. ← (9) フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 3,895
10. ← (10) マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 3,570
11. ← (11) キャメロン・ノリー(イギリス) 3,455
12. ↑ (13) フベルト・フルカチュ(ポーランド) 3,258
13. ↓ (12) ヤニク・シナー(イタリア) 3,185
14. ← (14) テイラー・フリッツ(アメリカ) 2,920
15. ↑ (16) デニス・シャポバロフ(カナダ) 2,473
16. ↓ (15) ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,325
17. ← (17) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,130
18. ← (18) ライリー・オペルカ(アメリカ) 2,100
19. ← (19) パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 1,965
20. ← (20) ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 1,858
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47. ↑ (68) アンディ・マレー(イギリス) 1,020

51. ↑ (61) オスカー・オッテ(ドイツ) 1,000

54. ↑ (64) ブランドン・ナカシマ(アメリカ) 957

65. ↑ (78) ニック・キリオス(オーストラリア) 893

72. ↓ (70) アドリアン・マナリノ(フランス) 823

102. ← (102) 西岡良仁(日本/ミキハウス) 574

104. ↓ (84) 錦織圭(日本/ユニクロ) 565

106. ↑ (205) ティム・ファン レイトーフ(オランダ) 546

127. ↓ (109) ダニエル太郎(日本/エイブル) 492

352. ↓ (198) ドミニク・ティーム(オーストリア) 125

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ATP500 ハレ」での錦織
(Photo by Thomas F. Starke/Getty Images)

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