「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)最終日となる6月5日、男子シングルス決勝で第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が対戦。ナダルが6-3、6-3、6-0で勝利し、2年ぶり14回目の全仏優勝を果たした。試合時間は2時間18分。
第1セット序盤はブレークし合う展開に。そこで1ブレークアップとしたナダルが第9ゲームのサービング・フォー・ザ・セットをキープし、6-3で第1セットを取った。
続く第2セットは、第4ゲームでルードが先にブレークして3-1に。しかしそこからナダルが5ゲームを連取してセットカウント2-0としている。
第3セット、第2セット途中から続くナダルの流れをどうにか止めたいルードだが、第2ゲームで自身のショットがネットに当たってチャンスボールとなったところをナダルに決められたことが響き、0-2のビハインドに。ナダルがその後も勝負強いプレーで着実にポイントを積み上げ、5-0とリードを広げる。これで第2セット途中から10ゲーム連取となった。
ルードのサービスゲームである第6ゲーム、ナダルのバックハンド、クロスショットなどが決まって15-40となり、ナダルにチャンピオンシップポイントが訪れる。最後はダウンザラインが鮮やかに決まり、ナダルがベーグルで試合を締めくくった。
ナダルはこれで全仏決勝14戦14勝と不敗神話が続くことに。今年の「全豪オープン」に続くグランドスラム優勝で、通算タイトル数を歴代最多の22に伸ばした。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全仏オープン」でのナダル
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)