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上地は準優勝。全仏女王に返り咲いたシフィオンテクがウクライナへメッセージ[全仏オープン]

「全仏オープン」での上地とデ グロート(右より)

現地6月4日に行われた「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)14日目、女子シングルスをはじめ多くの決勝が行われたが、雨により一部の試合は最終日に持ち越されている。「全仏オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

車いすの部のシングルス、ダブルスで決勝進出を果たした上地結衣(日本/三井住友銀行)は、まずシングルスの決勝で第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦。第1セットで第2ゲームをブレークされるがすぐさま追いつく。その後、第5ゲームから再びブレークし合う展開となり、第10ゲームのブレークで6-4としたデ グロートが第1セットを取った。上地は第2セットで0-4のビハインドとなり、1ゲームを返したが、そのままストレートで敗れた。その後、ダブルス決勝にも臨んだ上地だが、そちらは雨により中断となり、翌日に持ち越されている。

女子シングルスでは、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が圧倒的な強さを見せ、今世紀で3番目に若いグランドスラムファイナリスト(18歳84日)であるココ・ガウフ(アメリカ)に6-1、6-3で勝利して2年ぶり2度目の全仏優勝。ベースラインからの打ち合いで多くのラリーをモノにし、ガウフに1回しかブレークを許さなかった。

シフィオンテクにとっては2年前の優勝とは意味合いが違うようで、「今回はパズルを解くようにグランドスラムで優勝するためにじっくり取り組んできたから、より嬉しいし自分を誇りに思うわ。なぜなら2020年の自分はラッキーだったと思うけど、今回はやるべきことをちゃんとした結果だからよ」と話している。

また、シフィオンテクは2月の「WTA1000 ドーハ」で侵攻を受けるウクライナへエールを送っていたが、侵攻開始以来、ウクライナ支持を意味するリボンをずっと帽子につけてきた彼女はあらためて同国へのサポートを示した。「ウクライナについて言いたいことがあるの。気を強く持って。世界はあなたたちとともにいるから」

準優勝のガウフは試合が終わった直後から目に涙を浮かべていたが、初めての決勝進出で得るものも多いと語る。「これで自信を得ることができるわ。15歳くらいの頃から、いつ(グランドスラムの)決勝に行くのかという大きなプレッシャーを感じていたから。こうして決勝に進めたことで、少し気が楽になるわね」

ジュニア女子では、チェコ勢の強さが際立つことに。その中心にいたのが第9シードの17歳、Lucie Havlickova(チェコ)で、シングルス決勝で17歳の世界ランキング38位Solana Sierra(アルゼンチン)を6-3、6-3で下した後、同胞のSara Bejlek(チェコ)と組んで第1シードとして出場したダブルスではNikola Bartunkova(チェコ)とCeline Naef(デンマーク)のペアを同じく6-3、6-3のスコアで破り、シングルスとダブルスの2冠を達成した。

Havlickovaは昨年大会で補欠1番目だったが結局出場とはならないという悔しい思いを味わっていた。それから1年後に優勝を飾り、チェコの女子選手として5人目の「全仏オープン」ジュニアチャンピオンに。シングルスでもダブルスでも快勝できた試合は少なかったものの、苦労した末に手にした栄冠に「最高の気分」とHavlickovaは喜んでいる。「昨年の大会では補欠1番目だったのに出場できなくて悲しかった。でも今こうしてチェコの歴史の一部になることができたのは素晴らしいわ。いつかより素敵な結果、例えばツアー優勝を果たしたい」

昨年、チェコ選手として4人目のジュニアチャンピオンとなったリンダ・ノスコバ(チェコ)は今大会ではプロとしてトップレベルでプレーしていた。昨年ツアー本戦デビューを果たしているHavlickovaもそれも続くことができるか注目したい。

大会14日目、女子シングルス、車いす女子、ジュニア女子の試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【決勝】

〇イガ・シフィオンテク(ポーランド)[1] 6-1 6-3 ●ココ・ガウフ(アメリカ)[18]

<車いす 女子シングルス>
【決勝】

〇ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] 6-4 6-1 ●上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]

<ジュニア 女子シングルス>
【決勝】

●Solana Sierra(アルゼンチン) 3-6 3-6 〇Lucie Havlickova(チェコ)[9]

<ジュニア 女子ダブルス>
【決勝】

〇Sara Bejlek(チェコ)/Lucie Havlickova(チェコ)[1] 6-3 6-3 ●Nikola Bartunkova(チェコ)/Celine Naef(デンマーク)[2]

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」での上地とデ グロート(右より)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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