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ガウフ、銃問題へメッセージ「銃暴力をなくして平和を」

「全仏オープン」でのガウフ

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス準決勝に勝利してグランドスラム初の決勝進出を決めた第18シードのココ・ガウフ(アメリカ)が、試合後に母国で多発している銃乱射事件に向けてメッセージを送った。英BBCが報じている。

世界ランキング59位のマルチナ・トレビザン(イタリア)に6-3、6-1のストレート勝ちを収めた18歳のガウフは試合後、中継カメラのレンズに「銃暴力をなくして平和を」と書いた。5月24日、アメリカ南部テキサス州の小学校で男が銃を乱射し、児童19人を含む21人が亡くなった。そのわずか一週間後にはオクラホマ州の病院でも銃撃事件があり、少なくとも4人が死亡したと報じられている。

ガウフは今回のメッセージについてこう説明した。「カメラに向かって歩いている間もなんて書こうか思いつかなかったの。直感で書いた感じね。今朝目を覚まして、また別の乱射事件があったことを知ったの。クレイジーとしか言いようがない。これが政治家にも伝わって、変化につながることを願っているわ」

ガウフは社会を変えるために発言することに抵抗はないと話しており、そのような目的のために自分のプラットフォームを活用してきたロールモデルとして、ビリー・ジーン・キング(アメリカ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、大坂なおみ(日本/フリー)という女子テニス選手だけでなく、NBA選手のレブロン・ジェームズやNFL選手のコリン・キャパニックの名前も挙げた。

「スポーツと政治は別であるべきだっていう価値観を押しつけられているような気がする。それは確かにそうだけど、私はテニス選手である前に一人の人間なの。当然、このような問題に関心を持って、発言していくつもりよ。何より、スポーツはそういうメッセージをより多くの人に届けるためのプラットフォームを与えてくれると思っている」

フロリダ州出身のガウフは、2018年に17人が亡くなった同州パークランド高校で起きた銃乱射事件の現場に友人がいたことを記憶しているという。「これは世界のほかの地域でも起こっている問題だけど、特にアメリカでは何年も前からのこと。今また注目されるようになったのは確かね。私にとってはテニス選手であるかどうかに関係なく、一人の人間として重要なことなの。ヨーロッパにいることはかなり大きかったわ。確実に世界中の人々が見ているって確信できる場所だから」

初めてのグランドスラムの決勝戦でガウフは第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。「とにかく自由にプレーして最高のテニスをするつもりよ。グランドスラムの決勝ではどんなことでも起こりえるものだから」とガウフは意気込みを語っている。「きっと彼女はあまりチャンスを与えてくれないでしょうね。彼女のプレーを見ていると、コートの外で方向を変えたり、角度をつけて打ったり、ウィナーを打ったりするのがうまくて、常にウィナーを決めている気がするわ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのガウフ
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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