ニュース News

ナダルとジョコビッチ、アルカラスとズベレフが激突!車いす部門も開始[全仏オープン]

2020年「全仏オープン」でのジョコビッチ(左)とナダル

現地5月31日に行われる「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)男子シングルス準々決勝で、大会13回制覇のラファエル・ナダル(スペイン)が昨年覇者である世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、大注目の19歳カルロス・アルカラス(スペイン)がグランドスラム初優勝を目指すアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と激突する。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数メディアが報じている。

これまで史上最多となる58回の対戦を重ねてきたナダルとジョコビッチは、通算ではジョコビッチが30勝28敗でリードしているが、クレーコートではナダルの19勝8敗、さらに「全仏オープン」ではナダルの7勝2敗。ただし直近の対戦である昨年の「全仏オープン」準決勝では、ジョコビッチが3-6、6-3、7-6(4)、6-2で4時間超えの激闘を制している。

今大会での4回戦までの両者のスタッツを見てみると、ブレークポイントの阻止率ではジョコビッチの82%(14/17)に対しナダルは50%(9/18)。ファーストサーブでのポイント獲得率はジョコビッチ77%、ナダル73%だが、セカンドサーブではナダル63%に対してジョコビッチは56%。サービスエースの数ではジョコビッチが31本で、ナダルの7本に大きく差をつけている。ウィナーとアンフォーストエラーの数はジョコビッチが134:100、ナダルが126:97。

ここまで4試合すべてストレート勝利、1セットで3ゲーム以上取られたのは2回戦での1セットだけと快調なジョコビッチは、4試合の合計時間が8時間13分。ナダルも3回戦までは順調で、どの試合も2時間ちょっとで終えていたのだが、4回戦のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)にフルセットに持ち込まれ、約4時間20分を費やしたため、合計時間は10時間43分。ジョコビッチよりほぼ1試合分、長く戦った形だ。

足の怪我からの復帰となった今シーズンの初めは絶好調で、開幕21連勝、「全豪オープン」を含む3大会連続優勝を遂げたナダルだが、その後は肋骨の疲労骨折、足の痛みの再発があり、一時は「全仏オープン」出場すら危ぶまれていた。

一方のジョコビッチは、新型コロナワクチン未接種に関する問題で「全豪オープン」出場が叶わず、その後もなかなか調子をあげられずにいたが、今大会前の「ATP1000 ローマ」で待望の今季初優勝。苦悩の中でもしっかりとグランドスラムに照準を合わせてきた。現役ながらすでにテニス界のレジェンドとなっている二人の59回目の対決に注目だ。

本日行われるもう一つの男子シングルス準々決勝も、同じくらい熱い戦いとなることが期待されている。第3シードの25歳ズベレフは、昨年の大会でベスト4に進出。キャリア通算19回優勝しているが、今年は24勝9敗と戦績は悪くないものの、まだ1度も優勝できていない。グランドスラムでの最高成績は2020年「全米オープン」での準優勝で、四大大会のタイトルは悲願と言っていい。

対する第6シードのアルカラスは、男子テニス界でいま最も注目を浴びている選手の一人だろう。昨年の「全仏オープン」出場時は世界ランキング97位で、予選から出場して本戦3回戦まで勝ち進んだ。「全米オープン」ではベスト8に進出。今年は世界31位からスタートし、「ATP500 リオデジャネイロ」、「ATP1000 マイアミ」、「ATP500 バルセロナ」、「ATP1000 マドリード」の4大会を制して、優勝候補の一角として「全仏オープン」に乗り込んできた。今大会では両者とも2回戦でフルセットを戦っているが、それ以外の3試合はストレート勝ち。ここまでの合計試合時間はズベレフが10時間58分、アルカラスが10時間44分。対戦成績はズベレフの2勝1敗だが、直近の「ATP1000 マドリード」決勝ではアルカラスがストレートでズベレフを倒している。どちらもその実力を余すところなく発揮して、手に汗握る激闘を期待したい。

女子シングルスには二人の十代選手が登場。「全米オープン」準優勝の19歳、第17シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)は、世界59位のマルチナ・トレビザン(イタリア)と左打ち同士の対戦となった。トレビザンはこれまでに出場したグランドスラム7大会中6大会で2回戦までに敗退しているが、2020年の「全仏オープン」ではやはりベスト8まで勝ち進んでいる。

もう一人の十代選手は、15歳で初出場した「ウィンブルドン」で4回戦に進出し、以降ずっと天才少女として注目を浴びてきた現在18歳のココ・ガウフ(アメリカ)。ガウフは同胞ジェシカ・ペグラ(アメリカ)とダブルスにも出場しており、それも含めてここまで6試合すべてストレート勝利。対戦相手は2017年全米女王のスローン・スティーブンス(アメリカ)だ。スティーブンスは現在64位まで世界ランキングを落としているが、「全仏オープン」では2018年に準優勝を遂げている。若手が躍進を見せるのか、ベテランの復活となるのだろうか。

ジュニアでは女子ダブルスで、木下晴結(日本)/齋藤咲良(日本)ペアがワイルドカード(主催者推薦枠)のSarah Iliev(フランス)/Tiantsoa Sarah Rakotomanga Rajaonah(フランス)ペアとの1回戦に臨む。

また本日から車いす部門とレジェンド部門も始まる。車いすの女子シングルス1回戦では世界7位の大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)が世界9位のジュ・ジェンジェン(中国)と対戦。男子シングルスでは世界9位の16歳、小田凱人(日本/東海理化)が世界7位のニコラ・パイファー(フランス)との1回戦を戦う。

レジェンド部門ではマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)やダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)、トミー・ハース(ドイツ)、ファブリス・サントーロ(フランス)といった懐かしい選手たちのプレーを見ることができる。

WOWOWテニスワールドでは試合のスコア速報と、いくつかのコートの試合をライブ配信でお届けしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全仏オープン」でのジョコビッチ(左)とナダル
(Photo by Anthony Dibon/Icon Sport via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. ナダルとジョコビッチ、アルカラスとズベレフが激突!車いす部門も開始[全仏オープン]