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今季で引退のシモン「最高の思い出は子どもが生まれた頃にメスで優勝したこと」

「全仏オープン」でのシモン

元世界ランキング6位のジル・シモン(フランス)は、2022年シーズンの終了をもって引退すると最近発表した。37歳のシモンは現在、自身最後となる「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)に出場している。

大会前の記者会見で、シモンはATPツアーでの最高の思い出をいくつか挙げるようにと質問を受けた。これに対し子どもが生まれたのと同じ時期に開催された2010年の「ATP250 メス」で優勝したことが素晴らしい思い出だとシモンは語った。

「パフォーマンスが悪い時もあるし、いい大会もある。感情の面ではすばらしい思い出があるからね。例えば、最初の子どもが生まれた時にメスで優勝したことがあるから、これは素晴らしかったよ。これはラファエル・ナダル(スペイン)やロジャー・フェデラー(スイス)に勝ったことよりもずっと良かった」

シモンは2008年の「ATP1000 マドリード」で1度ナダルから勝利を挙げているが、それ以外の8度の対戦では全て敗れている。また、シモンは2008年に初めてフェデラーと対戦し同年に2連勝を成し遂げたが、その後は7試合連続で敗れた。

引退を決意した理由は肉体的なものか精神的なものかと問われると、キャリア全体で14個のタイトルを獲得しているシモンは、ツアーは肉体的にも精神的にも負担となっており、それによって自分のレベルが落ちていたと明かした。

「そうだな、全部だよ。レベルが絶えず低下するようになるのは、僕としてはとても難しいこと。続けて走れる時間は半分になったり、準備万端には決してなれない。シーズンの終わりには、何もかもに時間がかかりすぎる。何もかもが難しすぎるんだ。いつもならクレーシーズンが終わる頃や芝のシーズンの頃は大丈夫だと感じる。でも今はどの週も満足のいくものにはならない。どの大会に対しても、毎回時間が足りないように思える」

テニスのようなフィジカルのレベルを一定に保ち続けなければいけないスポーツにおいて、
シモンは努力を続けられなくなっていったという。

「このスポーツはすごく身体的にタフだ。毎週プレーしなければならないし、そのプレーを安定させ続けなければいけない。それにはあまりに多くの努力が必要で、十分な数の試合に出られない。僕が優位に立つことはどうやってもできない。この全てを踏まえて出した論理的な最終結論は、この年の終わりで引退することだ」

シモンは「全仏オープン」の2回戦でスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦し、7-5、6-1、7-6(6)で勝利。この結果シモンは、ツアー通算勝利数を500勝の大台に乗せた。これはオープン化以降、フランス人として3番目に多い勝利数だ。

【オープン化以降最も勝利を挙げているフランス人選手】
1位:リシャール・ガスケ(フランス) 574勝
2位:ガエル・モンフィス(フランス) 523勝
3位:ジル・シモン(フランス) 500勝
4位:ヤニック・ノア(フランス) 482勝
5位:ファブリス・サントーロ(フランス) 470勝
6位:ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス) 467勝

シモンは「全仏オープン」3回戦で第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦予定となっている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのシモン
(Photo by Tnani Badreddine/Quality Sport Images/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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