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フェデラーのエージェンシーが「ATP1000 シンシナティ」買収へ?

2020年「全豪オープン」会場でのフェデラー

元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)がエージェントと共同で設立したマネジメント事務所Team8が、「ATP1000 シンシナティ」の買収に名乗りをあげていることがわかった。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

デジタルスポーツメディアのSportico とテニスメディア Tennis Channelのスティーブ・ワイズマンが伝えたところによれば、「ウェスタン&サザンオープン」の名で親しまれている「ATP1000 シンシナティ」の買収を希望する数多くの関係者の中に、フェデラーの事務所も含まれているという。アメリカテニス協会(USTA)が同大会の93.8%の株式を100億円単位の金額で売却することが今年2月に明らかとなったが、USTAは大会が引き続きシンシナティで開催されることを望んでいる。当時、米テニスメディア Tennis.comが掲載した記事の中でUSTAはこうコメントしている。「USTAの理事会はこの大会の長期的な成長を最適化し、大会を次のレベルに引き上げるために、今こそが潜在的な戦略的選択肢や代替案を検討する適切な時期であると確信している」

USTAは2009年に1250万ドル(約15億8800万円)で男子の大会の権利を獲得し、それ以降にも6500万ドル(約82億5500万円)を費やしてきた。女子の大会も「WTA1000 シンシナティ」として同時に開催されるが、現在行われている交渉は男子の大会のみが対象になっているという。女子の大会は別のマネジメント会社であるOctagonが運営している。

今のところ、フェデラーやTeam8のほかのメンバーからのコメントは得られていない。フェデラーとエージェントのトニー・ゴドシック氏が2013年に設立したTeam8は、これまでにヨーロッパとその他の地域に分かれて対戦する男子の団体戦「レーバー・カップ」を創設し、Universal Tennis Rating(ユニバーサル・テニス・レーティング)という年齢、性別、地域、スキルレベルに関係なく、すべてのテニス選手が実際の試合結果に基づき、同じ尺度で評価されるシステムを立ち上げた。彼らはまた、スイスのランニングシューズメーカーのOnにも出資している。

Team8が「ATP1000 シンシナティ」の新しいオーナーになった場合、フェデラーがまだ現役選手であることから、利益相反が生じる可能性を指摘されるかもしれない。40歳のフェデラーは現在、膝の怪我によりツアーから遠ざかっているものの、今シーズン後半での復帰を目指している。このような状況であっても、「ATP1000 シンシナティ」で2度優勝している元世界ランキング1位のアンディ・ロディック(アメリカ)は、Team8が買収する可能性を全面的に支持する姿勢を示した。

「利益相反があらゆるところで見られるテニスの世界で、ロジャーなら実現できる。言うまでもなく、彼はテニス界に多大なる貢献をしてきた選手で、シンシナティのファンとも素晴らしい関係を築いてきた。この大会がテニスを実際に知っていて、愛している人によって運営され続けることを願っているよ」

フェデラーは「ATP1000 シンシナティ」で7度の優勝を飾っており、シンシナティとTeam8が本社を置くクリーブランド郊外のペッパーパイクは同じオハイオ州に位置している。

※為替レートは2022年5月27日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」会場でのフェデラー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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