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卒業おめでとう!学業にも精を出す若手選手が全仏OPでも勝利

2022年「WTA1000 インディアンウェルズ 」でのガウフ

テニス選手として第一線で活躍する傍ら、学業でも手を抜かない若手選手2名が、開催中の「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)で勝利を収め、卒業に自ら花を添えた。WTA(女子テニス協会)の公式ホームページなどが伝えている。

週末にSNSを通して高校を卒業したことを報告したのは18歳のココ・ガウフ(アメリカ)。通信制の学校Florida Virtual Flexの卒業証書を手に、モルタルボード(卒業式のときにかぶる四角い帽子)とガウンを身に着け、家族と一緒に門出を祝ったようだ。現在ガウフは「全仏オープン」でフランスにいるため、写真の背景にはエッフェル塔が写っている。

大会4日目、2回戦でアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)をストレートで破り、3回戦へと駒を進めている第18シードのガウフ。試合後には、「私にとって、学問と家族は非常に重要です。両親は二人とも大学を出ていますし、私の祖母はどちらも先生なんです。私の家族には先生がいっぱいいるんですよ」と話していた。

さらに、「高校を卒業することは私にとって重要なことでした。ツアーに参加する選手の多くは、“自分にはテニスがある”というのもあって、学校を卒業しないことも多いです。でも私は、もちろんテニスもやるのですが、それ以外にも興味があるのです。色々な知識を持っていることで、より一層テニスに没頭できるのです」とも述べている。

学生時代はツアーに参加しながら宿題をこなすのに苦労していたこともあると話すガウフだが、卒業後は大好きだった歴史と文学を学ぶ機会が減ることを寂しく思っているそう。「私は書くことが大好きですし、歴史も同じくらい好きです。第一次世界大戦と第二次世界大戦についてとても興味があって、世界中を旅する中で、どこでどんなことが起きたのか知ることができます」。ちなみに、そんなに勉強熱心なガウフの苦手教科は数学なんだとか。

もう一人、晴れて学校を卒業したのはマリー・ブーズコバ(チェコ)。23歳の彼女は、中等教育を受けることを希望する選手をサポートするWTAのプログラムを通じて、インディアナ大学イースト校で経営学の学位を取得したという。

「(学問は)世界を見つめる異なる視点を与えてくれました。経営学は、すべてがどのように機能しているのかを知ることができる非常に面白い科目です。選択科目として他にも楽しい授業をとりました。絵も描いたし、写真や音楽のクラスもありました」と学生時代を振り返っている。

着ていくドレスを用意して卒業セレモニーを心待ちにしていたというブーズコバ。「500人もの生徒たちと一緒にあの場に立てたことは、とても素晴らしいことでした。そこにはキャサリン・ベリス(アメリカ)もいました。とにかく楽しみました。今まで先生たちとも会ったことがなかったのですが、少しだけでも話す機会があって良かったです。私の人生において、このような経験は特別なこと。とても重要なことだったと思います。ガウンを着て100%学生気分を味わった一日でした」

そんなブーズコバは、「全仏オープン」2回戦を前に新型コロナウイルス検査で陽性となり大会棄権を余儀なくされたが、1回戦では見事勝利を収めていた。

ハードなテニスの練習をこなしながら、勉学にまで精を出す若手選手たち。その高い志を応援せずにはいられない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「WTA1000 インディアンウェルズ 」でのガウフ
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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