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「全仏オープン」でナダルをフルセットまで追い詰めたただ2人の選手とは?

2019年「全豪オープン」でのナダル

ラファエル・ナダル(スペイン)は、紛れもなく「全仏オープン」にこれまで現れた中で最高の選手である。2005年に初出場を果たして以来、ナダルは観客を驚嘆させ、この大会で歴代最多の13度もの優勝を遂げてきた。これは十中八九、破られることのない記録であろう。

ナダルには、「全仏オープン」で108試合に出場して105勝という非の打ち所がない記録がある。さらにこの勝利のうち、ストレートで勝利できなかった試合は20試合のみ。そして、ナダルが勝利するために5セットを戦い抜かなければならなかったのはわずか2試合しかない。この2試合を、オンラインメディアのSportskeedaが紹介している。

2011年大会1回戦 対ジョン・イズナー(アメリカ)

イズナーは、過去にクレーコートでナダルと5度対戦しているが、一度も勝利を挙げたことはない。一番惜しいところまでいったのは2011年の「全仏オープン」だ。ナダルとイズナーは1回戦で対戦し、第1セットはナダルが6-4で手にした。

イズナーは力強く立ち直り、第2セットをタイブレークに持ち込んだ。イズナーはタイブレークを7-2でものにし、試合を振り出しに戻した。第3セットもタイブレークにもつれ、イズナーが再び7-2でこれを勝ち取ってセットカウント2-1と優位に立った。この時点で、ナダルが「全仏オープン」1回戦で敗退する可能性は否定のしようがなかった。

しかしナダルはレベルを上げ、第4セットを6-2で獲得した。ナダルは最終セットで、観客を沸かせる両サイドからのダウンザラインのウィナーを決めるなどすばらしいテニスを見せた。ナダルは第5セットをものにし、6-4、6-7(2)、6-7(2)、6-2、6-4で2回戦進出を決めた。ナダルはこの後、決勝でのロジャー・フェデラー(スイス)との試合まで1セットも落とすことはなかった。

2013年大会準決勝 対ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

ナダルとジョコビッチが2013年の「全仏オープン」の準決勝で対戦した際、彼らはこの大会の歴史に残る名試合を繰り広げた。

両選手とも準々決勝ではストレート勝利をおさめていた。ナダルは準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)を、ジョコビッチはトミー・ハース(ドイツ)を下していた。

通算35回目の対戦となった準決勝では、ナダルが第1セットを6-4で手にしたが、ジョコビッチが反撃し、第2セットを6-3で奪った。第3セットではナダルが完全に圧倒し、このセットを6-1でものにした。第4セットでは2人共必死に戦い、勝負はタイブレークにもつれ込んだ。ジョコビッチが7-3でこれを勝ち取り、試合を最終セットに持ち込んだ。

最終セットではお互いに見事なテニスを見せ、戦いは12ゲームをプレーしても終わらなかった。この波乱の試合では最終的にナダルが6-4、3-6、6-1、6-7(3)、9-7で勝ち切り、決勝進出を決めた。その決勝でナダルは当時世界ランキング5位のダビド・フェレール(スペイン)を下すこととなる。

ナダルとジョコビッチの準決勝は4時間37分の長丁場となったが、これはクレーコートでの史上最高の試合の1つであるのは間違いないだろう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「全豪オープン」でのナダル
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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