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ガウフがあわやコーチング違反!?冷静な対応で称賛される

「全仏オープン」でのガウフ

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第18シードとして出場しているココ・ガウフ(アメリカ)が主審にコーチングを疑われて失笑する場面があった。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

予選から勝ち上がってきた世界ランキング115位のレベッカ・マリノ(カナダ)と対戦したガウフは、ダブルフォールトを10回犯し、相手に12回のブレークポイントを与えながらも、7-5、6-0で勝利。ガウフは「全仏オープン」では2020年に2回戦進出、昨年はグランドスラムで最高成績となるベスト8入りを果たしており、3年連続で2回戦進出を決めた。

そんなガウフは第2セットの中盤、コートチェンジをしようとした際に主審に声をかけられる。コーチングボックスにいるガウフの父親の手ぶりがコーチングになる可能性があると指摘され、父親を注意するよう指示された。大学時代はバスケットボール選手として活躍し、医療系企業の重役という肩書を捨ててガウフのコーチとなった父親は、この日も母親とともに娘を応援していた。選手の席からはかなり離れていたものの、どうやら父親の絶え間ない歓声と拍手が良い印象を与えなかったようだ。

主審からの警告に対してガウフは落ち着いた様子で、「父との間にサインなんて決めてないから、何を伝えていいかわからないわ。コーチングは受けていないから、私にどうしてほしいのかがわからないの」と返した。ガウフはさらに、「私は8歳の頃から、試合中は話しかけないでって父に言ってきたの。私を非難するつもりはないのはわかっているけど、こんなことを言われたのは初めてよ」と主審に話している。

何度か同じようなやり取りをした後で主審が「コーチングをしたとは言っていないわ。ただ、ああやって手を動かしていると、私はコーチングと判断するかもしれない」と言うと、ガウフは「私には父の手の動きなんてコントロールできないから、そうなった時にはコーチング違反を取られても仕方ないわ」と返している。18歳とは思えないガウフの冷静な対応のおかげで険悪なムードになることはなく、両者は最後に笑顔を交わし、試合は再開されることに。ガウフのこの対応は、「主審を罵倒することなく、自分の視点を冷静に説明できるココは、見ていてとても気持ちがいい」などと称賛された。

ガウフは主審と会話している間に何度か失笑しており、それについて本人は試合後に以下のように説明している。「結局、主審は自分の任務を全うしようとしていて、私も選手として自分の信頼を守ろうとしていただけなのよね。コーチングが許されている時でさえ、私は何度も父には“話しかけないで”って言ってきたのに、こんな風に注意されてしまったのがちょっとおかしかったの。だから主審と話しながら笑ってしまったのよ」

ガウフは以前、両親についてこう話していた。「試合中はあまり両親の方を見ないようにしているけど、プレーを決めて“カモン!”と叫んだ瞬間に二人の顔を見ると元気をもらえるわ。逆に試合中に力が入り過ぎている時は、ガッツポーズをしている両親の姿を見て、“大丈夫”って思える。二人は間違いなく、私の最大のサポーターね」

ガウフは2回戦で世界60位のアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのガウフ
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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