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西岡はジョコビッチに敗れる。ナダルがポジティブな滑り出し[全仏オープン]

「全仏オープン」での西岡

現地23日の「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)2日目、男子シングルスでは世界ランキング99位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が前回王者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。「全仏オープン」公式ウェブサイトが伝えている。

西岡はジョコビッチと過去に2度顔を合わせており、いずれもストレートで敗れていた。2020年「全豪オープン」以来の対戦となった今回、試合開始直後に西岡は3つのブレークポイントを手にするが、いずれも決められない。すると第6ゲームでジョコビッチが1度のチャンスを生かしてブレーク。そのリードを保ってセットを先取する。この試合で西岡は6つのブレークチャンスを作ったが、第2セットの1回しかブレークには至らず、3-6、1-6、0-6で敗れた。西岡はここ3年続けて「全仏オープン」1回戦を突破していたが、4年ぶりの初戦敗退となった。

対するジョコビッチは、「全仏オープン」1回戦では18戦全勝と負けなし。試合前日の22日に35回目の誕生日を迎え、大会側からバースデーケーキとスクーターをプレゼントされた彼は、連覇へ向けていいスタートを切っている。

大会最多優勝(13回)を誇る第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)も好発進。「ATP1000 ローマ」で足の痛みが悪化したため今大会出場が危ぶまれていたが、2時間あまりで終えた1回戦ではその影響を感じさせないプレーを披露。世界82位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に1度しかブレークを許さず、6-2、6-2、6-2の快勝を収めた。これでグランドスラム通算299勝としたナダルは、「いいスタートが切れた。試合途中でもう少しうまくできたら良かったところもあったけど、ポジティブな滑り出しだよ」と語っている。

今季のナダルは肋骨の疲労骨折といった怪我によりクレーで5試合しかプレーできておらず、クレーキングとしては珍しくこのサーフェスで今季一度も優勝しないまま「全仏オープン」に臨むことになった。しかし本人はそのことはあまり気にしていないようだ。「もちろんもっと多くの試合に勝ったり、優勝していれば、それだけ自信につながるものだ。対戦相手もそれを感じ取るだろう。だけど僕は怪我でそれができなかった。単にそういうことだよ。ここローランギャロスでベストを尽くすだけだ」

そのナダルと2回戦で当たるのは、元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を下した世界139位のコランタン・ムーテ(フランス)。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するムーテは、2015年大会のチャンピオンであるワウリンカに第1セットを奪われたものの、ドロップショットを活用して試合をひっくり返し、第2セット以降は1回しかブレークを許さなかった。

先月まで1年以上にわたって離脱していた37歳のワウリンカは、3時間近く戦った試合後に以下のように述べた。「これが僕の現在地。これからも試合をこなして、自分が求める感覚を掴む必要がある。僕の年齢で1年以上ツアーから離れていると、自分の望むレベルに戻るには時間がかかるものだ。でも、戻れると確信しているよ。何ヶ月かかかるだろうけど、怖くはない。ハードなトレーニングをこなすのは僕にとって問題じゃないからね」

そのほかには、ビッグサーバーとして知られる二人のアメリカ人が苦戦。第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)はサービスエースが2本しか決まらず、予選勝者の世界203位サンティアゴ・ロドリゲス タベルナ(アルゼンチン)とシーソーゲームを演じた末に辛くも勝利した。第17シードのライリー・オペルカ(アメリカ)は12本のサービスエースを放ったもののファーストサーブの確率が63%にとどまり、ブレークチャンスを一度も作れないまま世界56位のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)にストレート負け。この日敗れた唯一のシード選手となった。

大会2日目の男子シングルスの主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【1回戦】

〇ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-3 6-1 6-0 ●西岡良仁(日本/ミキハウス)

●ジョーダン・トンプソン(オーストラリア) 2-6 2-6 2-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)[5]

〇キャメロン・ノリー(イギリス)[10] 7-5 6-2 6-0 ●マニュエル・ギニャール(フランス)

●サンティアゴ・ロドリゲス タベルナ(アルゼンチン) 6-7(2) 6-3 3-6 6-4 4-6 〇テイラー・フリッツ(アメリカ)[13]

〇フィリップ・クライノビッチ(セルビア) 7-6(5) 6-2 6-3 ●ライリー・オペルカ(アメリカ)[17]

●アッティラ・バラージュ(ハンガリー) 0-6 1-6 2-6 〇マリン・チリッチ(クロアチア)[20]

〇ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[22] 3-6 2-6 7-6(8) 6-4 6-4 ●マキシム・クレッシー(アメリカ)

〇ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)[28] 6-3 7-5 6-3 ●トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)

〇ダニエル・エバンズ(イギリス)[29] 7-6(3) 6-4 6-4 ●フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)

●スタン・ワウリンカ(スイス) 6-2 3-6 6-7(2) 3-6 〇コランタン・ムーテ(フランス)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」での西岡
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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