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前回女王クレイチコバと大坂が1回戦敗退。シフィオンテクは29連勝[全仏オープン]

「全仏オープン」でのクレイチコバ

現地23日の「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)2日目、女子シングルスでは第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と元世界女王の大坂なおみ(日本/フリー)が1回戦で姿を消すことになった。「全仏オープン」公式ウェブサイトが伝えている。

2021年大会でシングルスとダブルスの2冠を達成したクレイチコバだが、負傷によりここ3ヶ月にわたってプレーしておらず、今大会がシーズン最初のクレーコート大会だった。対戦相手は4回目の出場となる世界ランキング97位の19歳、ディアン・パリー(フランス)で、過去3大会では1勝3敗。これが復帰戦となるクレイチコバは第1セットを6-1で取ったものの、第2セットでは緊張が解けてきたパリーが徐々にいいプレーを見せるようになり、0-2から6ゲームを連取する。第2セット終了後にクレイチコバが長いトイレ休憩を取ったこともあり、最終セットでは自国選手のパリーへ送られる声援のボリュームが増す一方、クレイチコバに対してはたびたびブーイングが巻き起こった。その声援に後押しされたパリーは第3セットでも0-2から逆転し、1-6、6-2、6-3で2019年大会以来の白星を手にした。ディフェンディングチャンピオンが1回戦負けを喫するのは、2018年大会のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)以来となる。

クレイチコバは敗因を以下のように分析している。「しばらく試合に出ていなかったから、きつかった。ラリーが続く中、最初はなんとかついていっていたけど、次第に遅れるようになり、相手にプレッシャーをかけられなくなった。そこから試合が変わったわね」

世界ランキング38位の大坂なおみ(日本/フリー)は、第27シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に5-7、4-6のストレート負け。大坂は第1セットの序盤で2回ブレークされながらも一旦は追いついたが、第11ゲームで再びリードを許して第1セットを奪われる。第2セットでは第7ゲームでダブルフォールトを重ねて3-4のビハインドに。直後のゲームで相手のミスから3つのブレークチャンスを作るが、いずれもモノにできず。大坂は今年の「全豪オープン」でアニシモワに敗れていたが、その雪辱を果たすことはできなかった。

大坂は試合後、「今年はクレーで2試合しかプレーしていなかったの。ヨーロッパに留まってもっと多くの試合をこなしていれば良かったんだけど。そこは残念ね」と述べている。

2020年大会のチャンピオンである第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、予選勝者の世界119位レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)に2ゲームしか許さず、6-2、6-0の快勝。連勝を29に伸ばすとともに、7試合続けてのストレート勝ちを収めた。絶好調のシフィオンテクだが、「連勝はいつか終わるもの。私は記録のことは考えず、ただテニスに集中するだけよ」と冷静に捉えている。

全米女王で第12シードの19歳、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)は、昨年の全仏ジュニア女王で今回は予選から勝ち上がってきた17歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)との10代対決に。第1セットはタイブレークの末に落としたが、そこから形勢を逆転させてローランギャロス初勝利を手にした。第21シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は世界89位のマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)との最終セット、相手のサービング・フォー・ザ・マッチで2つのマッチポイントをしのぐと、そのまま2-6、6-3、7-5の逆転勝利。先週の「WTA250 ストラスブール」優勝から続く連勝を6に伸ばしている。

クレイチコバ以外のシード選手では、第5シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と第25シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が1回戦敗退。一方、第15シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第32シードのペトラ・クビトバ(チェコ)、元全米女王のビアンカ・アンドレスク(カナダ)らが2回戦へと駒を進めている。

大会2日目、女子シングルスの主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<女子シングルス>
【1回戦】

〇アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[27] 7-5 6-4 ●大坂なおみ(日本/フリー)

〇イガ・シフィオンテク(ポーランド)[1] 6-2 6-0 ●レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)

〇ディアン・パリー(フランス) 1-6 6-2 6-3 ●バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[2]

●アネット・コンタベイト(エストニア)[5] 6-7(5) 5-7 〇アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)

●リンダ・ノスコバ(チェコ) 7-6(4) 5-7 1-6 〇エマ・ラドゥカヌ(イギリス)[12]

〇ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[15] 6-7(7) 7-6(1) 6-2 ●アナ・ボグダン(ルーマニア)

〇アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[21] 2-6 6-3 7-5 ●マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)

〇ダンカ・コビニッチ(モンテネグロ) 2-6 6-2 6-1 ●リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[25]

●ジュ・リン(中国) 4-6 6-3 3-6 〇ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)[29]

●アンナ・ボンダール(ハンガリー) 6-7(0) 1-6 〇ペトラ・クビトバ(チェコ)[32]

〇ビアンカ・アンドレスク(カナダ) 3-6 7-5 6-0 ●イザリン・ボナボントゥーロ(ベルギー)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのクレイチコバ
(Photo by Ibrahim Ezzat/NurPhoto via Getty Images)

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