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相手選手による最多試合前棄権トップ5…なぜかここでもビッグ3が強い?!

2019年「ウィンブルドン」でのジョコビッチ(左)とフェデラー

テニス選手のほとんどは、対戦相手の棄権を経験したことがある。男子テニス界のビッグ3と呼ばれるラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も例外ではない。テニスでは、怪我や病気、あるいは何か試合が出来ない理由があった場合に、選手は試合前に棄権を申し入れることができる。

棄権した選手の対戦相手は、次の試合へ自動的に駒を進める。決勝で相手が棄権した場合はそのまま優勝となる。相手選手の試合前の棄権により次のラウンドへと進んだ選手は、ランキングポイントや賞金はそのまま貰えるが、試合は不戦勝となり、いずれの選手にも勝敗記録はつかない。

今回は、男子選手の中でこれまで対戦相手による試合前棄権が最も多かった選手を5人紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

5位 ラファエル・ナダル(スペイン) 11回
現在世界ランキング5位のナダルは、2001年にプロに転向してからこれまでの21年間の現役生活で、相手の試合前棄権を11回経験している。最初に相手が出場辞退したのは2006年の「ATP ドバイ」2回戦、ユーネス・エルアノーウィ(モロッコ)との試合だった。

現在35歳のナダルは、これまでグランドスラム大会で1回、マスターズ1000大会で6回、ATP500大会で3回、そしてATP250大会で1回、相手が試合前に棄権。最も最近では、今年の「ATP250 メルボルン」3回戦で対戦する予定だったタロン・グリークスプア(オランダ)が、ナダルとの試合の前に棄権している。

4位 レイモンド・ムーア(南アフリカ) 12回
元世界32位のムーアは、1968年から1983年の15年間の現役生活の中で、相手の試合前棄権が12回あった。ムーアはシングルス1大会、ダブルス8大会で優勝して現役生活を終えている。

ムーアは1968年の「ATP ローマ」2回戦で、今はファッションデザイナーとして活躍するセルジオ・タッキーニ(イタリア)が出場辞退し、初めて相手の棄権による不戦勝を経験した。ムーアは「全仏オープン」で2回、その他の大会で10回、相手に試合前棄権されている。

3位 イリー・ナスターゼ(ルーマニア) 13回
元世界王者のナスターゼは、1968年から1985年の16年間の現役生活の中で13度、相手が試合前に棄権している。その最初は、1970年の「アメリカ室内選手権」でトニー・ローチ(オーストラリア)が試合を辞退したときだった。

他にも大きな大会では1976年の「全米オープン」と1971年の「マスターズ・グランプリ」(現在の「ATPファイナルズ」に相当)で、相手選手の棄権があった。

1位タイ ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 14回
現在世界No.1のジョコビッチは、2003年にプロに転向してからの19年間で14回、対戦相手の試合前棄権により次のラウンドへ進む権利を獲得しており、これは男子選手最多タイ記録となる。最初に起こったのは、2010年の「ATP500 ロッテルダム」準々決勝で相手のフロリアン・マイヤー(ドイツ)が試合出場を見送ったときだった。

現在34歳のジョコビッチは、これまでにグランドスラムで2回、マスターズ1000大会で7回、ATP500大会で3回、そしてATP250大会で1回、相手の棄権による不戦勝を経験している。だが14回の中で最も重要な試合だったのは、2014年の「ATPファイナルズ」で、対戦相手のフェデラーが決勝を前に棄権を決定したときだった。

最も最近では、先日開催された「ATP1000 マドリード」の3回戦でアンディ・マレー(イギリス)が出場辞退したことにより、ジョコビッチは準々決勝のフベルト・フルカチュ(ポーランド)との試合へ進むことになった。

1位タイ ロジャー・フェデラー(スイス) 14回
ジョコビッチと最多記録を分け合うのは、24年の現役生活の中で14回、相手の試合前棄権による不戦勝を記録しているフェデラーだ。フェデラーが初めて対戦相手の棄権を経験したのは2002年の「ATP ロッテルダム」2回戦で、元世界4位のトーマス・エンクイスト(スウェーデン)と対戦するはずだった。

40歳のフェデラーは、グランドスラム大会で4回、マスターズ1000大会で5回、ATP500大会で3回、そしてATP250大会で2回、相手側が棄権している。中でも最も重要だった試合は、2019年「ATP1000 インディアンウェルズ」の準決勝だろう。対戦相手のナダルが棄権し、フェデラーはドミニク・ティーム(オーストリア) との決勝へ駒を進めた。

最も最近では、2019年「ATP500 バーゼル」の3回戦、スイス人対決となるはずだった準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)が棄権。フェデラーはそのまま同大会で優勝を飾った。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのジョコビッチ(左)とフェデラー
(Photo by Shaun Brooks/Action Plus via Getty Images)

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