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ジョコビッチの息子も、父と同じ日に大会優勝!

2021年、息子ステファン君とコートで過ごすジョコビッチ

世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が「ATP1000 ローマ」で優勝を飾ったのと同じ日に、彼の息子も初めて参加したテニスの大会で優勝していた。米テニスメディア Tennis.comなど複数のメディアが報じている。

「ATP1000 ローマ」に第1シードとして出場していたジョコビッチは、今月15日に行われた決勝で第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-0、7-6(5)で下し、今シーズン初のタイトルを獲得した。この日、初めてテニスの大会に出場した7歳になる息子のステファン君も、父親と同じようにトロフィーを手にしている。優勝を飾った後にジョコビッチが記者会見でその嬉しいニュースを明かした。

「今日は息子も優勝したんだ。僕たち親子にとっての“サンシャインダブル”だね。とても小さな大会だったんだけど、息子がプレーする姿を見ることができて良かった。初めて公式戦や試合に出た記憶はいつまでも残るものだから、コート上で楽しんでもらいたかったんだ」

ステファン君の優勝は、事前に世界王者から指導を受けたことも一因かもしれない。4月の「ATP250 ベオグラード」では、試合の合間を縫ってステファン君と練習するジョコビッチの姿が目撃されている。二人は何度かラリーを続け、ステファン君がコート後方にロブを決めるシーンも見られた。ジョコビッチは「もちろん、ルーティンやすべきことについて話をしたよ。あの子がわかりやすい方法でアドバイスをしないといけない」と述べている。一方で、息子にプレッシャーをかけるつもりはないという。

「無理やりテニスをさせるつもりはない。そういう風にしたことは一度もないね。こうしなさいと言ったことはない。コートに立ちたいというのは純粋に本人が望んでいることなんだ。もちろん、テニスを続けてくれるのであれば、すごく嬉しい。まだプレッシャーや期待は感じてほしくない。この家族の一員としていずれは避けられないだろうけどね」

ジョコビッチは息子に教える一方で、逆に教わることもあると語る。「息子は僕にフォアハンドやバックハンド、明日やる予定の動きを見せてくれたり、シャドーテニスのようなことをしてくれたんだ。そういう子どもらしいエネルギーを息子からもらって、自分の中にある童心を呼び起こそうとしている。純粋な心はつい忘れがちだからね。好きだったものでも、職業になるとすべてが真剣勝負になってしまうんだ」

そんなステファン君は、父親にとって最大のライバルの一人でもあるラファエル・ナダル(スペイン)が好きだという。新型コロナワクチンを接種していないことで「全豪オープン」に出場することができなかったジョコビッチは、母国のセルビアに戻って試合を観戦する羽目になった。そんな状況に追い打ちをかけるように、第1シードして出場していたダニール・メドベージェフ(ロシア)とナダルが対戦した決勝戦を見ながら家族は大盛り上がりだったという。メドベージェフを応援していた妻に対抗するように、ステファン君はナダルがポイントを決める度に飛び跳ねていたとのことだ。さらに、ナダルとツーショットを撮りたいステファン君は、同じ大会に出場するのはいつかと父親に尋ねたという。

ところが、それから数ヶ月後、「ATP1000 マドリード」が開催される頃にはステファン君はすっかり心移りしていた。同じスペイン出身で、ナダルと比較されることも多い新星、世界6位のカルロス・アルカラスに魅了されてしまったのだ。「ATP1000 マドリード」で今シーズン4つ目のタイトルを獲得したアルカラスは、準々決勝でナダルを、準決勝でジョコビッチをいずれもフルセットの末に破っている。ジョコビッチは同大会でアルカラスと練習した際に称賛の言葉を述べ、ナダルに代わって彼がジョコビッチ家の新しい人気者であることを伝えたとのことだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年、息子ステファン君とコートで過ごすジョコビッチ
(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)

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