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アルカラスがジョコビッチも下す!決勝でズベレフと対戦することに[ATP1000 マドリード]

「ATP1000 マドリード」でのアルカラス(右)とジョコビッチ

19歳カルロス・アルカラス(スペイン)の勢いが止まらない。第7シードとして出場する「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月1日~5月8日/クレーコート)の準々決勝で第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)をフルセットで破った彼は、続く準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-7(5)、7-5、7-6(5)で下し、決勝進出を決めた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

現地7日、アルカラスはジョコビッチと初対戦。ナダルとの試合に続いてこの日も序盤から積極性を見せる。第1ゲーム、30-30の場面でジョコビッチのショットがラインにかかっていたのにアウトとコールされたため、そのポイントはやり直しに。するとジョコビッチがダブルフォールトを犯して30-40。アルカラスがバックハンドのウィナーを決め、準々決勝と同じくいきなりのブレークに成功する。しかしジョコビッチも第8ゲームで相手のミスからブレークバックして4-4に。結局このセットはタイブレークに突入し、アルカラスがバックハンドをネットにかけるといったミスで2度のミニブレークを許し、ジョコビッチが6-2でセットポイントを迎える。そこからアルカラスがバックハンドのウィナー、サービスエース、ドロップショットで6-5と食い下がるも、最後はラリーからアルカラスがネットにかけてしまい、ジョコビッチが第1セットを取って雄叫びをあげた。

第2セットでは互いにサービスゲームをキープし合う展開となり、5-5で迎えた第11ゲームにアルカラスのドロップショットがネットを越えず、ジョコビッチにブレークチャンス到来。しかしアルカラスはこのピンチで再度ドロップショットを繰り出し、今度は成功させるとそのままゲームをキープ。続く第12ゲームで3つのセットポイントを掴み、1本目はしのがれたが、2本目でまたもドロップショットをうまく使ってセットカウント1-1とした。

最終セットも第2セットのようにブレークのないまま進んでいくが、第4・第6ゲームでもチャンスを作っていたアルカラスが、第10ゲームでドロップショットなどを決めてマッチポイント。それでもジョコビッチが王者の意地を見せ、4度のデュースの末にキープし、結局このセットもタイブレークに持ち込まれる。第1セットのタイブレークでは早々にミニブレークを許したことが響いたアルカラスは、今回先手を取り2-0とする。その後、ジョコビッチにミニブレークされてもすぐさまやり返すという形でリードを保ち、6-4で2度目のマッチポイントを手にする。続くポイントはしのがれたが、3度目のマッチポイントをフォアハンドのウィナーで決め、3時間半以上にわたった熱戦を制した。

これでアルカラスは、2005年の「全仏オープン」でロジャー・フェデラー(スイス)に勝ったナダル以来となる、世界王者を破った最年少選手に。今回の快進撃を「間違いなく僕のキャリア、人生で最高の日々の一つ」と表現するアルカラスは、準決勝について「何が勝敗を分けたのかはわからない。すごく競った試合で、第2セットの終盤に彼にもブレークチャンスがあったし、第1セットのタイブレークもどちらに転んでもおかしくなかったよ」と振り返る。これまで勝てなかったナダル、そして世界王者を立て続けに破ったことで大きな自信を得たと語る。「とてもいいプレーができたことはわかっている。今後トップ選手と対戦した時、彼らのことも倒せるという自信になるね」

敗れたジョコビッチもアルカラスを称賛。「彼は緊張にうまく対処したね。あの年齢とは思えないような、非常に成熟した勇敢なプレーを見せていた。勝利に値するよ」と述べるとともに、「僕自身もとてもいいテニスができた。今年で一番良かったと思う。この負けによる失望から立ち直ることができたら、ポジティブな材料が見つけられるだろう」と手ごたえも口にしている。

そのアルカラスと決勝で当たるのは第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)となった。ズベレフは準決勝で第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。クレーで3戦全敗を喫するなど苦手としていた相手に6-4、3-6、6-2で勝利した。

ズベレフ、チチパスともにサービスゲームが安定しており、第1・第2セットでそれぞれ限られたチャンスを生かしてブレークし、そのリードを保ってセットを取る。しかしチチパスは第3セットに入るとミスが増え、毎回のようにサービスゲームで相手にチャンスを与えてしまう。そのうち2回を決められ、ズベレフにクレーでの初黒星を喫した。

ズベレフは決勝で当たるアルカラスの活躍について驚いてはいないという。「昨年のアカプルコで、僕は彼が2023年にはトップ10に入るだろうと言っていたんだ。それよりも1年早かったね。素晴らしい選手だ。決勝ではなんとかして彼を困らせたいね」

ズベレフとアルカラスは、そのアカプルコ大会を含めて昨年2度対戦し、いずれもズベレフがストレート勝ちを収めていた。ただし、この2試合はいずれもハードコートで行われていたため、クレーコートで顔を合わせるのは今回が初めてとなる。

一方のダブルスでも決勝カードが決定。上位シード勢がそろって早期敗退となる中、第5シードのフアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)ペアと第7シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)ペアが、それぞれ準決勝で第8シードのジェイミー・マレー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)ペア、ノーシードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)/ジョン・イズナー(アメリカ)ペアをストレートで破ってファイナルへのチケットを手にした。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」でのアルカラス(右)とジョコビッチ
(Photo by Atilano Garcia/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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